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韓国国内で捨てられたペットボトルも処理できないのに…輸入は大きく増える(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国が今年からプラスチックやビニールなどの廃棄物輸入を禁止し、米国や日本をはじめとする世界の資源ごみが韓国に集まっている。これにより、韓国は廃プラスチック輸出国から純輸入国に転じた。

3日に中央日報が入手した環境部の「廃プラスチック類輸出入現況資料」によると、今年1~2月の廃プラスチック輸入量は1万1930トンで前年同期の輸入量3814トンの3.1倍だった。これに対し輸出量は3万5421トンから1万625トンに約3分の1に急減した。このように廃プラスチック輸入量が輸出量を超え韓国は廃プラスチックの純輸入国になった。

特に日本は前年同期の2倍に達する4916トンの廃プラスチックを送り韓国に最も多く輸出する国になった。世界最大の消費国である米国も昨年1~2月には69トンの廃プラスチックを韓国に送ったが、今年は29倍に達する1977トンを韓国に輸出した。昨年まで輸出量がほとんどなかったオランダと香港もやはりそれぞれ695トンと489トンを韓国に輸出した。


韓国に廃プラスチックが集まることになったのには中国の輸入禁止措置が絶対的な影響を及ぼした。世界のごみの半分を処理してきた中国は昨年7月にプラスチック、ビニール、繊維、金属など24品目の資源ごみの輸入を禁止すると世界貿易機関(WTO)と各国に通知した。1月に中国の輸入禁止が発効されると行く場所がなくなった世界の資源ごみが規制の緩い韓国に集まったのだ。これに対し韓国の廃プラスチックの中国輸出は昨年1~2月の2万2097トンから今年は1774トンで92%減った。結果的に韓国の廃プラスチックが外国に出せず国内で消化しなければならない状況になったが、輸入量まで急増して韓国の資源ごみ企業は二重苦を受けている。

特に、廃プラスチック類のうち最も大きな割合を占めるペットボトルは外国製が価格も安いうえに品質も良い方だ。競争で押された韓国の資源ごみは行く所がなくなった格好だ。実際に中国の輸入禁止措置以降、韓国のペットボトルと廃紙などの価格が大きく下がったことがわかった。





韓国国内で捨てられたペットボトルも処理できないのに…輸入は大きく増える(2)


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