「李雪主（リ・ソルジュ）氏は（韓国の女優）ソン・ヘギョのように美しい。（習近平中国国家主席の夫人）彭麗媛夫人がはるかに派手な服を着たが、李雪主氏がさらに美しかった」

中国のネットユーザーが最近、金正恩（キム・ジョンウン）北朝鮮労働党委員長の２泊３日間の訪中日程に同行した李雪主夫人に対する「美貌評価」を掲載した。

彼らが李雪主氏の美貌を韓流スターのソン・ヘギョはもちろん、彭麗媛氏とも比較するなど、「不要な」関心を注ぐと中国版ツイッターである微博（ウェイボー）で「李雪主」という検索語が遮断され、関連コメントが削除されるハプニングが起きたと香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト（ＳＣＭＰ）が２８日（現地時間）、報じた。


ＳＣＭＰによると、訪中当時、李雪主氏は３日間北京に留まりながら最低３着の服を着替えて大衆の前に姿を表わした。李雪主氏は北京人民大会堂では単色のツーピースを着たし、中国科学院を訪問する時は白色のジャケットに緑黄色のスカートをはいて訪中日程を消化した。

中国ネットユーザーが多く取り上げている写真は、李雪主氏が彭麗媛氏とともに北京人民大会堂歓迎行事に参加する姿が写された写真だ。金正恩委員長、習近平主席も写ったこの写真で李雪主氏は単色のツーピースを着て彭麗媛氏は花模様の白色ワンピースを着た。これに対して、あるネットユーザーは「彭麗媛氏がはるかに派手な服を着たが李雪主氏がさらに美しかった。李雪主氏は『強い存在感（ａ　ｐｏｗｅｒｆｕｌ　ｐｒｅｓｅｎｃｅ）』を示した」と評価した。これに関して、ＳＣＭＰは「現在はインターネット検閲で２人（李雪主氏・彭麗媛氏）の美貌を比較した文章が削除されている」と報じた。

別のネットユーザーは李雪主氏と金正恩氏の妹である金与正（キム・ヨジョン）北朝鮮労働党第１副部長の美貌を比較して「李雪主氏が美しくて情感ある。彼女が金正恩委員長の妹・金与正氏より『ファーストレディ外交』にたけていると言える」と言及した。

中華圏のファッション界でも李雪主氏のファッション感覚に「合格点」を与えた。香港のファッションデザイナーであるウィリアム・タン（Ｗｉｌｌｉａｍ　Ｔａｎｇ）氏は「李雪主氏のファッションはほのかだったが、必ずしも保守的だと見るのは難しかった」とし「李雪主氏の２つのファッション（人民大会堂・中国科学院）は流行に遅れた感（ｏｕｔｄａｔｅｄ）はある。だが、彼女が身なりに対する自由が制限された全体主義国家から来たということを考えると、彼女のファッションは十分に印象的だ」とＳＣＭＰに明らかにした。