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中国留学派の李雪主氏、同じ歌手出身の彭麗媛氏と微笑み外交

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国習近平主席の夫人・彭麗媛氏(左)と北朝鮮金正恩労働党委員長の夫人・李雪主氏が歌手として舞台に立っていた姿。(写真=中央フォト)

北朝鮮が28日、労働新聞を通じて金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の訪中事実を報じながら掲載した写真は計65枚に達する。このうち、金委員長の夫人・李雪主(リ・ソルジュ)氏が登場する写真は36枚でほぼ半分だ。金委員長の場合、硬い表情の写真が多いが、李雪主氏は始終一貫して明るい笑顔を浮かべている。北朝鮮当局が「ファーストレディ李雪主」のイメージ作りに本格的に乗り出したものとみられる。

労働新聞は労働党機関紙として党宣伝煽動部の指導監督下に発刊されている。この日公開された写真には、李雪主氏が主人公のものも多数占めた。習近平国家主席と夫人の彭麗媛氏と握手を交わす場面などだ。

中国が同日公開した映像でも李雪主氏はファーストレディとして余裕のある一面を誇示した。習氏が26日に北京人民大会堂で用意した食事会に出席するため、会場入りする途中で彭氏と歓談する姿も目撃された。習氏と金委員長は主に習氏の主導で話をする様子がカメラにとらえられたが、李雪主氏は彭氏との会話を積極的にリードしていた。時々通訳の方に目をやることはあったが、彭氏に先に話しかけながら満面の笑みで明るい雰囲気を演出した。


北朝鮮は李雪主氏を2月8日建軍節記念閲兵式行事の時から「女史」と呼び始めた。北朝鮮は「女史」という呼称を金日成(キム・イルソン)の最初の夫人、金正淑(キム・ジョンスク)だけに使ってきた。金日成・金正日は海外を訪問したり海外の来賓を迎える時に夫人を全面に出すことはほぼなかった。1994年ジミー・カーター元米国大統領が北朝鮮を訪問した当時、金日成と夫人の金聖愛(キム・ソンエ)が同席することはしたが異例だった。北朝鮮は当時も金聖愛に対して「女史」ではなく「夫人」という呼称を使った。反面、金委員長は違った。李雪主氏をファーストレディとして積極的に活用しながら存在感を付与して先代との差別化を試みている。国際社会の国家指導者が海外歴訪に配偶者を同行させていることを念頭に置いたものとみえる。先代とは違い、自身は「正常国家」の指導者というイメージを植え付けるための意図だと読むことができる。

国家情報院傘下の国家安保戦略研究院のパク・ビョングァン責任研究委員は「金正恩は自身が孤立した失敗国家の指導者ではなく、国際社会で認められる正常国家の指導者というイメージを植えつけたいと思っている」とし「その重要な装置としてファーストレディである李雪主の存在を『内助外交』を通じて際立たせている」と述べた。

李雪主氏は金委員長の訪中のために色々な面で準備されたカードだ。芸術専門学校である平壌(ピョンヤン)金星2高等中学校を卒業した李雪主氏は中国で短期研修をした経験もあると情報当局は把握している。国家安保戦略研究院長を務めた南成旭(ナム・ソンウク)高麗(コリョ)大学行政大学院長は「李雪主は北京の音楽関連学校で声楽を少なくとも6カ月以上勉強していたことが確認された」とし「短いが居住経験もあり、中国語でも一定水準の意思疎通が可能」と説明した。パク氏は「今まで凍りついていた中朝関係の解氷を試みるために李雪主は有用なカード」と述べた。

習氏の夫人である彭氏と共通点もある。歌手出身というバックグラウンドだ。彭氏は人民解放軍歌舞団所属の声楽歌手として活躍しながらスターになった。結婚後も舞台に立ち続け、海外公演に出ることもあった。北朝鮮文化専門家のカン・ドンワン東亜(トンア)大学政治外交学科教授は「彭氏と李雪主はともに音楽という共通分母があることから、金正恩の初訪中に強力な潤滑油役になってくれるという計算があっただろう」と述べた。



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