【中央時評】文大統領がオスロに行くための2つの関門
ところでノルウェーノーベル平和賞委員会が2000年に金大中(キム・デジュン)大統領にノーベル平和賞を授けた根拠には、平和だけでなく民主主義の増進が大きな役割を果たした。ノーベル平和賞委員会は金大統領のノーベル賞授与発表の文冒頭で「韓国は1997年の金大中の大統領当選で世界民主国家への仲間入りを決定づけた。金大中は大統領として民主的な政府を強化して韓国内部の和解を促進するために努力してきた」と強調した。続く第二段落で「太陽政策を通じて金大統領は南北間の50年以上にわたる戦争と敵対感の克服を推進した」と評価している。
事実、最近平和の道を開いている文大統領の国内政治に対し、あれこれ批判を出すことは容易ではない(改憲に対して及び腰の与党や名分すら探せない分権型改憲を前面に出した自由韓国党を見渡してみるとなおのことそうだ)。だが、筆者は文大統領が韓半島の平和の軸を磨くことと劣らないくらい、討論と合意の民主主義をもっと強化しなければならない課題を同時に抱えていると信じている。
これまで文大統領が歩いてきた道を振り返ると、文大統領の民主主義に対する信念は確かだと言える。しかし、過去数週間続いてきた文大統領の改憲発議は2つの観点で批判の余地がある。第一に、文大統領改憲案には誰もが共感するような内容が多く含まれているにもかかわらず、このすべての努力は大統領再任制という一つの巨大な障害物の前で光を失う。生命権・安全権・情報基本権の新設に対し、筆者は拍手を送りたい。また、地方分権と国民発案制・国民召喚制についても「時すでに遅し」の感がないこともないが、熱い支持を送りたい。
【中央時評】文大統領がオスロに行くための2つの関門(2)
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