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【コラム】2人の「狂人」の手に任された韓半島(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
12年ぶりに平壌(ピョンヤン)を訪問した米国人ニコラス・クリストファー氏は「ワシントンと平壌でともに強硬派が主導権を握っているのが根本的な問題」とし「北朝鮮軍部の人たちは外交官を『米国と仲間の臆病者』と嘲弄する」と伝えた。彼が目撃した平壌の街には北朝鮮のミサイルが米国議会を打撃して星条旗を破るポスターや看板があった。ニューヨークタイムズで1980年代から記事とコラムで北朝鮮問題を扱ってきたクリストファー氏は「イラク戦争直前の2002年にイラクを離れながら感じたのと同じ前兆を平壌を離れながら感じた」と述懐した。

トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長はお互い「狂人(madman)」と呼ぶ。実際、2人は狂っていない。相手に恐怖感を与えて譲歩を勝ち取ろうとする「狂人理論」が狂ったふりをさせているだけだ。この理論はアイゼンハワー大統領が韓国戦争(朝鮮戦争)停戦協定を締結するために中国と北朝鮮を相手に初めて適用し、ニクソン大統領がベトナム戦争を終えるためにソ連を相手に使った。核攻撃が威嚇手段だった。共和党から改革党に、民主党に、そして再び共和党に党籍を変えるほど一貫性のないトランプ大統領は過去の理論で、むやみに「瀬戸際戦術」をとる金正恩委員長と勝負している。

衝突する両国の指導者が同時に狂人のように振る舞えば非常に危険な状況を迎える。公開的にその程度を高めながら極端な発言をするが、言葉と行動が異なれば卑怯者になるからだ。自業自得の偶発的衝突を呼ぶ可能性がある。ここで火遊びを中断しなければいけない。


しかし状況は反対に向かっている。トランプ大統領は軍事的解決法を否認したホワイトハウス首席戦略家スティーブ・バノン氏を解雇した。北朝鮮との直接対話に言及したティラーソン国務長官にも「時間を浪費するな」と面と向かって非難した。イランとの核協定も統合参謀本部議長はよく守られているというが、トランプ大統領は破棄しようとする。これで北朝鮮が米国との交渉の場に出てくるだろうか。

トランプ大統領は労働党創建記念日(10日)を控えて「嵐の前の静けさ」と発言しながら対話・交渉無用論を流している。北朝鮮の7回目の核実験とICBM挑発に対する警告だ。しかし北朝鮮を訪問したロシア議員は「北朝鮮が米西部海岸を打撃できるミサイル試験を準備中」と伝えた。非常に危険な状況だ。今年のノーベル平和賞受賞者の核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の事務局長が「核兵器保有はもちろん核兵器使用脅迫も違法」とし「2人ともストップするべき」と促したほどだ。



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