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【社説】北核危機の解決、日・中・露など周辺国の協力も得るべき

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の核問題をめぐる首脳会談のために北朝鮮と米国を相次いで訪問した鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室長と徐薫(ソ・フン)国家情報院長が昨日、それぞれ中国・ロシアと日本を訪れた。2人は中国の習近平主席、ロシアの要人、そして安倍晋三首相に会い、これまでの過程を説明し、協力を引き出す任務を帯びている。

東西ドイツ統一の過程で見られたように、北核危機を含む韓半島(朝鮮半島)問題は南北と米国だけの問題ではない。北核解決と南北交流、さらに統一問題は、北東アジアの安保秩序を根本から揺るがす事案だ。したがって日・中・露のすべてが敏感になるしかない。さらにこの3カ国は南北問題に多大な影響を及ぼす可能性がある。

北核解決の仲裁を自負した中国は北朝鮮を平和的な対話テーブルに引き出す力がある。今回、北朝鮮の変化を引き出した対北朝鮮制裁もいくらでも無力化できる国が中国だ。日本は北朝鮮の核脅威に露出していて当事国と変わらない。北核問題に敏感に反応するのもそのためだ。こうした日本が最近の事態の流れから排除されたとして「ジャパンパッシング(Japan passing)」を心配するのも無理はない。日本は南北、朝米交渉から抜けたが、将来の統一の前後に予想される対北朝鮮経済支援で大きな役割を担える国だ。決して軽視してはならない外交安保パートナーだ。


ロシアも北朝鮮との関係が中国より良いと知られるほど金正恩(キム・ジョンウン)政権を動かすことができる。したがって3カ国と適切に疎通して協力を引き出すのは、両首脳会談はもちろん、その後の南北関係の改善に絶対的となる。鄭室長と徐院長はこれまでの経過を十分に説明して3カ国の不安感を払拭する一方、全面的協力の約束を引き出す必要がある。周辺国の心をつかんでこそ北核問題は解決することができる。



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