日本の安倍晋三首相(左)と中国の習近平国家主席が昨年11月、ベトナム・ダナンで開かれたAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議で会い、握手している。習主席は「両国関係の新しいスタート」と述べた。中国と日本の関係は最近、急速に近くなっている。(写真=中央フォト)
平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)期間、北核外交にすべての関心が注がれていた先月23日。北京を訪れていた日本の谷内正太郎・国家安全保障局長が中国の楊潔チ国務委員との会談で日中間の各級レベルの対話を一層強化していくことで合意した。谷地局長は安倍内閣の実質的な外交指令塔だ。安倍首相が2006年第1次内閣発足直後に電撃訪中した時の外務事務次官だった。当時、外務省中国・モンゴル課長だった秋葉剛男氏は今年事務次官に昇進した。米国通の楊国務委員は、昨年外交首長としては銭其シン副首相以来14年ぶりに中央政治局委員に選出された。今月の全国人民代表大会(全人代)で副首相への昇進もささやかれている。安倍首相と習主席の側近によるこの日の会談は、日中間の信頼が熟していることを傍証する。2012年末、そろって国のトップに就任した両氏の初の相互訪問の実現が視野に入ってきたという予想も出ている。日中関係は同年、日本が尖閣(中国名・釣魚島)諸島を国有化して最悪の関係に陥った。1972年の日中国交正常化以来、過去5年間のように対立と不信で綴られた時はなかった。
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