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トランプ米大統領「金正恩との直接対話排除しない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
青瓦台(チョンワデ、大統領府)高位関係者は、「前回金与正(キム・ヨジョン)特使が南訪問した時に文大統領が特使らに直接会ったのでそれに相応する結果があるだろう。北側最高位級がどのような考えをしているのか聞いてみるのが今回の訪朝のとても重要な目標」と話した。同関係者は金正恩(キム・ジョンウン)が金与正を通じて文大統領の訪朝を提案したのと関連、「南北首脳会談問題も今回包括的に議論されるだろう」と話した。

青瓦台高位関係者は鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安保室長と徐薫(ソ・フン)国家情報院長の訪米について、「ホワイトハウスのマクマスター国家安保補佐官にはもちろん会うだろうが、どうしてもその上層部に会わなければならなくないか」と話し、トランプ大統領との面談の可能性を示唆した。続けて「鄭室長は米国通で、米朝関係、韓米関係において非常に核心的役割をしてきた。全体的に首席秘書官かどうかよりは南北関係と米朝対話というツートラックをうまく成功させられる2人が今回の代表団に含まれたとみれば良い」と話した。青瓦台は中国・日本とも緊密に協議を続けていく予定だと明らかにした。

特に文大統領が今回の訪朝を「韓半島非核化に向けた米朝対話の環境作り」と明示したのに続き、対米安保ラインのコントロールタワーである鄭室長に首席の任務を任せたのは対北朝鮮接近にも韓米同盟優先という意味を含めていると分析される。


世宗(セジョン)研究所のチョン・ソンジャン統一戦略研究室長は「現実的に今回の一度の派遣で満足できるほどの接点を探すのは容易ではないだろう。あまり過度な期待をかけるのは適切でなく、今後何回も高位級接触が必要かもしれない」と話した。

この日自由韓国党のチャン・ジェウォン首席報道官は「非核化の前提のない対北朝鮮特使は北朝鮮の核開発祝賀使節団にすぎない。文在寅政権は北朝鮮が核を放棄しないことを知っていながら対北朝鮮特使を送りまるで平和を持ってくるかのように『偽装平和ショー』をしている」と批判した。正しい未来党の劉承ミン(ユ・スンミン)代表は「韓米合同演習は対北朝鮮特使と関係なく予定された通りに規模を減らさずそのまま実施しなければならない」と強調した。

一方、3日にトランプ米大統領はワシントン駐在のジャーナリスト団体グリディロンクラブの年次夕食会に参加し、「何日か前に彼ら(北朝鮮)が電話をかけてきて『対話をしたい』と話した。私もやはり『われわれもそうだ。しかし非核化をしなければならない』と答えた」と明らかにした。また、彼は金正恩朝鮮労働党委員長に言及し、「金正恩との直接対話を排除しないだろう」と述べた。この日の演説は冗談であふれていたが、北朝鮮関連発言まで冗談だったかは明らかでないと外信は伝えた。



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