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「不参加」通知のペンス米副大統領と「ただ遅れた」安倍首相(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文在寅大統領が9日午後、江原道龍平で開かれたオリンピック開会式レセプションで歓迎のあいさつをしている。(青瓦台写真記者団)

文在寅大統領が平昌オリンピック開会式が開かれる9日午後、江原道龍平で開かれた五輪開会式レセプションで安倍首相、ペンス米国副大統領と記念写真をしている。(青瓦台写真記者団)

文在寅大統領とペンス米副大統領が10日、江陵アイスアリーナで行われた2018平昌冬季五輪のショートトラック男女予選を見ながら対話をしている。(青瓦台提供)

9日午後6時をやや過ぎた時刻。約200人が待っていたレセプション場の中には「ペンス副大統領と安倍晋三首相の到着が遅れていて、行事の開始が遅れている」という案内放送があった。

レセプション場の前で貴賓を迎えていた文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「これ以上は待てない」として行事場所の中に入った。そして6時13分、韓国の友邦である米国と日本の首脳が出席していない状態でレセプション行事を始めるよう指示した。ペンス副大統領と安倍首相は文大統領の歓迎のあいさつが始まった後に到着した。文大統領はレセプション中に出てきて2人が別に待っていた部屋に移動し、韓日米首脳級の写真を撮影した。そして2人と共にレセプション場に入場した。しかしペンス副大統領は席にも座らずに出ていった。これをめぐり「北朝鮮との対面拒否」「外交的欠礼」などという主張が出てきた。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「米国からペンス副大統領は6時30分に自国選手との夕食会の日程があり、出席は難しいということを知らせてきた」とし「しかし韓国の要請でレセプション前のフォトセッションには参加することにし、フォトセッションで『ついでに入場してあいさつでもしてほしい』という文大統領の要請でペンス副大統領が5分間ほどレセプション場であいさつを交わした」と伝えた。青瓦台によると、米国側が行事の1時間前にこのような最終の立場を伝えたという。このため青瓦台はペンス副大統領の座席を1時間前に片づけていたが、文大統領と共に入場するのを見て慌ててまたヘッドテーブルに名札をのせたという。


一方、安倍首相はただ遅れた。青瓦台には「遅刻出席」についていかなる通知もしなかったという。そしてペンス副大統領と共に現れた。青瓦台関係者は「(安倍首相が)とにかく遅く来たのは事実。ただ、多者間会議では主要国であるほど(日程が多く)遅れるケースが多い」と話した。この関係者は安倍首相が遅く現れた理由については「他国の首脳の日程に関する状況は知らない」と言及を避けた。

そして青瓦台は9日の韓日首脳会談結果ブリーフィングで公開していなかった部分を追加で公開した。青瓦台関係者が伝えたような首脳間の対話内容だ。「オリンピック以降がヤマ場だ。非核化に対する北朝鮮の真摯な意思と具体的な行動が必要だ。韓米軍事訓練を延期する段階ではない。韓米協同軍事訓練は予定通り進めることが重要だ」(安倍首相)

「安倍首相の言葉は北の非核化が進展するまで韓米軍事訓練を延期するなという言葉と理解する。しかしこの問題は我々の主権の問題であり、内政に関する問題だ。首相がこの問題を取り上げるのは困る」 (文大統領)。

こうした対話は首脳会談に関する韓日両国の公式ブリーフィングにはなかった内容だ。

会談後、青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官はブリーフィングで、「北は平昌五輪期間に南北対話をしながらも核・ミサイル開発に注力している。北朝鮮の『微笑外交』に注意しなければいけない」という安倍首相の発言を紹介した。安倍首相の言葉に対して文大統領は「南北対話が非核化をあいまいにしたり国際協調を乱すのは杞憂にすぎない」とし「南北関係改善と対話が結局は非核化につながらなければいけない。こうした雰囲気を生かせるよう日本も積極的に対話に出てくることを望む」と答えた。



「不参加」通知のペンス米副大統領と「ただ遅れた」安倍首相(2)


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