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<平昌五輪>「餃子店アルバイトしながら国家代表になったのに…」 合同チームに声を上げる2030(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ハン・スジンは代表チームのためにピアニストの夢を断念した。(写真=中央フォト)

「南北女子アイスホッケー合同チームの韓国選手はまるで私の境遇そっくりだ」。

インターネットポータルサイトにあるネットユーザーが書き込んだコメントだ。2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)南北女子アイスホッケー合同チームに対して国民、とりわけ20~30代が反感を示している。

今月11日、国会議長室・SBS(ソウル放送)が全国19歳以上の成人男女1000人を対象に実施したアンケート調査の結果、回答者の72.2%が「合同チームを無理に構成する必要はない」と答えた。特に、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の核心支持層である20~30代が最も強く反発した。19~29歳の回答者のうち、82.2%、30~39歳の回答者のうち82.6%が反対の意を表明した。「朴槿恵(パク・クネ)-崔順実(チェ・スンシル)ゲート」とチョン・ユラに対する各種特恵に反発し、ろうそく集会を主導した若者層が南北合同チームに対して怒りを表出している。


南北合同チーム エントリーは計35人だ。韓国選手23人に北朝鮮選手12人が加わった。だが、試合に出場できるゲームエントリーは22人。これに、国際オリンピック委員会(IOC)は「合同チームの監督は試合毎に少なくとも北朝鮮選手3人を起用するだろう」と明らかにした。結局、合同チームのサラ・マレー監督(30、カナダ)は北朝鮮選手3人をやむを得ず起用しなければならなくなった。韓国選手4人は氷板を踏むことができないまま観覧席で試合を見守らなければならない。

政府は五輪開幕を3週間後を控えて合同チームを急造した。この過程で韓国選手と事前の相談なくものごとを一方的に推し進めた。ポータルサイトには「平昌五輪が平和オリンピックになる」という肯定的な意見もあるが「韓国選手は政治の脇役、北朝鮮選手はタダ乗り」「北朝鮮選手3人を無条件に起用するのが民主主義なのか」などの非難コメントがこれを上回る。

2016年に公開された映画『国家代表!?2』は韓国女子アイスホッケー代表チームが2003年第5回冬季アジア競技大会(青森大会)に出場した実話をモチーフとしている。ショートトラックチームから追い出された選手、元フィギュア選手らが集まって不可能に挑戦する過程を描いた。

実際の女子アイスホッケー代表チーム選手たちの事情も一本の映画のようだ。韓国は2007年第6回アジア冬季競技大会(長春大会)日本戦で0-29と無惨に砕け散った。当時、ゴールキーパーだったシン・ソジョン(28)は有効シュート136本を防いで全身がアザだらけになった。シン・ソジョンはアイスホッケーの本場であるカナダ大学でアイスホッケーを学びたくて自分の競技内容を撮影した動画を編集して送った。その結果、2013年カナダ南東のノバスコシア州あるセントフランシスゼイヴィアー大学に入学して主戦キーパーとしてプレーした。

延世(ヨンセ)大でピアノを専攻していたハン・スジン(30)はピアニストの夢を断念して運動を継続した。2011年、日本アイスホッケークラブに留学した。飲食店でアルバイトをし、餃子を作りながら皿洗いをした。家賃を捻出するために1500万ウォン(元レートで約155万円)を借りたが、これを完済するのに3年かかった。



<平昌五輪>「餃子店アルバイトしながら国家代表になったのに…」 合同チームに声を上げる2030(2)


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