オオカミ群れの上に「KOREA」が書かれている写真。「私たちは捕食者なのか、それとも被食者なのか」という文面が書かれている。(写真=マレー監督のソーシャルメディア)
21日、ある新聞はマレー監督のソーシャルメディア(カカオトーク)のプロフィール写真が変わったことに対して「南北単一チームに対する複雑な心境が込められている。すべてのインタビューも断り、出かけることを控えている」と報じた。写真にはオオカミが群れを成して並んでおり、その下に「KOREA(韓国)」と記されている。マレー監督は写真と共に「私たちは捕食者なのか、それとも被食者なのか?(Are we predators or are we prey?)」と書いたが、この新聞はこれを南北単一チーム問題に拡大解釈した。
マレー監督は記者会見で「(プロフィール写真をそのように解釈したのは)誤解だ。選手たちとのミーティングの時、精神力強化のために使った写真」とし「猛獣は先に向かって走るが、餌は目を四方八方に回して散漫だ。猛獣のように先に向かって五輪に集中しようという意味」と説明した。
20日、南北当局者はスイス・ローザンヌ国際オリンピック委員会(IOC)本部でIOC関係者などと女子アイスホッケー南北単一チームを構成することで合意した。韓国選手23人と北朝鮮選手12人がチームを構成し、競技ごとに出場選手22人のうち北朝鮮選手3人を含ませることにした。これを受け、マレー監督は「単一チームに関して私が全権を持つと繰り返し確認してもらった」とし「選手を起用するのは私の権限だ。私が望む選手のみ競技に出場することができるだろう」と話した。
16日、米国現地訓練を終えて帰国したマレー監督は突然の南北単一チーム推進の便りに「五輪が差し迫っている中でこのような話が出てくるというのが衝撃的」と話した。また、「単一チームが実現するとしても私に北朝鮮選手を起用するように圧力をかけてくることはないでほしい」と付け加えた。マレー監督は「政府が選手起用にまで介入する余地がある」という一部の主張を意識したかのように「政治的に振り回されない」という意志を再確認したものだ。
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