機内搭乗客に熱いラーメンをこぼした乗務員と所属航空会社が1億ウォン(約1041万円)の賠償金を払わなければならないという判決が言い渡された。ソウル東部地方裁判所民事合議14部(部長判事カン・ファソク)は17日、モデル出身の30代女性チャン氏がアシアナ航空と乗務員を相手取って起こした損害賠償請求訴訟で「被告側は共同で1億962万ウォンを賠償しせよ」と判決した。
チャン氏は2014年3月、仁川(インチョン)からパリに向かうアシアナ旅客機に乗っていたところ、乗務員がこぼしたラーメンに下腹から太もも、主要部位まで2~3度の火傷を負ったとして2億ウォン台の損害賠償訴訟を提起した。
チャン氏は「機内が揺れて乗務員からラーメンをかけられ、その後機内に医師がいるか調べてほしいと求めたが受け入れられなかった」とし「パリに到着する時まで火傷用ガーゼなど緊急処置の医薬品が用意されておらず、軟膏を塗って袋に入れた氷、鎮痛剤数粒で持ちこたえなければならなかった」と主張した。
チャン氏側は今回の事故で10年以上の皮膚移植手術などを受ける必要があり、手術をしても完全に回復することは難しいと主張した。また「主要部位の内側まで火傷を負ったせいで正常な夫婦関係が難しくなり、妊娠・出産が危険だという診断を受けた」と主張した。
だが、アシアナ航空側は「チャン氏がラーメン器がのせられたお盆を間違ってタッチした」とし「機内に医師がおり、お願いして患部に対して最大限の措置を取った」と反論した。
裁判所は病院にチャン氏の身体鑑定を依頼し、実際に旅客機で現場検証をするなど、事実関係を確認して原告一部勝訴判決を言い渡した。
チャン氏は2014年3月、仁川(インチョン)からパリに向かうアシアナ旅客機に乗っていたところ、乗務員がこぼしたラーメンに下腹から太もも、主要部位まで2~3度の火傷を負ったとして2億ウォン台の損害賠償訴訟を提起した。
チャン氏は「機内が揺れて乗務員からラーメンをかけられ、その後機内に医師がいるか調べてほしいと求めたが受け入れられなかった」とし「パリに到着する時まで火傷用ガーゼなど緊急処置の医薬品が用意されておらず、軟膏を塗って袋に入れた氷、鎮痛剤数粒で持ちこたえなければならなかった」と主張した。
チャン氏側は今回の事故で10年以上の皮膚移植手術などを受ける必要があり、手術をしても完全に回復することは難しいと主張した。また「主要部位の内側まで火傷を負ったせいで正常な夫婦関係が難しくなり、妊娠・出産が危険だという診断を受けた」と主張した。
だが、アシアナ航空側は「チャン氏がラーメン器がのせられたお盆を間違ってタッチした」とし「機内に医師がおり、お願いして患部に対して最大限の措置を取った」と反論した。
裁判所は病院にチャン氏の身体鑑定を依頼し、実際に旅客機で現場検証をするなど、事実関係を確認して原告一部勝訴判決を言い渡した。
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