アラブ首長国連邦(UAE)のカルドゥーン・アル・ムバラク・アブダビ行政庁長(前列中央)が8日午後に丁世均国会議長を表敬訪問した後国会を出発している。
アラブ首長国連邦(UAE)アブダビのカルドゥーン・アル・ムバラク行政庁長が8日に訪韓し丁世均(チョン・セギュン)国会議長との非公開面会で「韓国との原子力発電所契約は非常に良い決定だった」と評価した後、「原発のほか医療など分野まで韓国のUAEへの参与がさらに拡大するよう願う」と話したと複数の面会参席者が伝えた。カルドゥーン庁長の訪韓は先月10日に任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領特使としてムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子を表敬訪問してから1カ月ぶりだ。
この日の国会面会参席者によると、カルドゥーン庁長は「2009年の原発契約を契機にUAEと韓国の両国が戦略的パートナー関係に格上げされた。この関係が変わることなく発展していくことを希望する」と話した。カルドゥーン庁長は特に「韓国の医療水準は驚くほど。医療などを含め多様な分野で実質的協力分野を拡大しよう」と話したという。
カルドゥーン庁長はまた「私に何がお手伝いできるでしょうか」という丁議長の問いかけに、「アブダビと仁川(インチョン)間の航空便をもっと増やしたら良いだろう」と答えた。現在はUAEの航空会社であるエティハド航空が週7便を運航している。面会参席者は「カルドゥーン庁長が『UAEに滞在する韓国人駐在員らは数千人に達する』と話した。ますます増加している両国の交流状況に合わせて航空路線の増便が必要という意味のようだ」と伝えた。UAE側は2008年に当時の李明博(イ・ミョンバク)政権がUAEに韓国製T-50高等訓練機がUAEの次世代訓練機に選ばれるようにしてほしいと要請すると、「アブダビ~仁川間の航空路線新設」を逆提案した。
カルドゥーン庁長は先月任秘書室長のムハンマド皇太子表敬訪問時に同席した人物だ。また、2009年に韓国が受注した原発事業の発注元であるUAE原子力公社(ENEC)理事会議長で、任室長のUAE訪問疑惑をめぐる各種疑惑を解くキーマンに挙げられる。だがこの日の会合後、キム・ヨンス国会報道官は記者らに「両国関係の発展を祈願する儀礼的な表敬訪問だった」と伝えた。任室長のUAE訪問目的や李明博政権時代に両国が結んだ秘密軍事了解覚書(MOU)などに関連した言及は「まったく出なかった」と話した。ただUAE派兵アーク部隊と関連して丁議長が「アーク部隊駐留と関連し国会は継続して支援する」と話したという。
カルドゥーン庁長はこの日午後3時ごろ、ものものしい警備の中で汝矣島(ヨイド)の国会本館1階に到着した。アラブ伝統衣装の代わりにチェック柄のスーツ姿で微笑を浮かべながら車から降りたカルドゥーン庁長は取材陣のフラッシュ洗礼にやや驚いた表情を見せたりもした。カルドゥーン庁長は駐韓UAE大使ら一行とともにエレベーターに乗って3階の国会議長接見室へ向かい丁議長をはじめとする国会関係者らと約30分間にわたり対話をした。
財界関係者によると、カルドゥーン庁長は2日間の訪韓期間中に韓国大企業3カ所の訪問スケジュールがある。実際にカルドゥーン庁長はこの日国会訪問前にソウル・江南(カンナム)のGSタワーを訪れGSグループの許昌秀(ホ・チャンス)会長と面談したという。GSグループはUAEからの原油輸入や、油田開発、プラント建設など多様な分野で事業協力関係を結んでいる。
カルドゥーン庁長の訪韓期間に任秘書室長のUAE訪問疑惑が解かれるかが注目される。だが訪韓日程と動線は徹底して非公開にされており、今回の疑惑自体が敏感な外交事案という点から明快に解消されるのは難しいだろうとの観測も多い。
今回の訪韓を契機に両国間の戦略的パートナー関係を「全面的戦略パートナー関係」に格上げする案が議論される可能性もある。カルドゥーン庁長は9日に任秘書室長と面談するものと観測される。続けて文大統領とも会う可能性がある。この席で皇太子の親書を伝え、両国間の発展方向を話し合うものとみられる。
アラブ首長国連邦(UAE)アブダビのカルドゥーン・アル・ムバラク行政庁長が8日に訪韓し丁世均(チョン・セギュン)国会議長との非公開面会で「韓国との原子力発電所契約は非常に良い決定だった」と評価した後、「原発のほか医療など分野まで韓国のUAEへの参与がさらに拡大するよう願う」と話したと複数の面会参席者が伝えた。カルドゥーン庁長の訪韓は先月10日に任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領特使としてムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子を表敬訪問してから1カ月ぶりだ。
この日の国会面会参席者によると、カルドゥーン庁長は「2009年の原発契約を契機にUAEと韓国の両国が戦略的パートナー関係に格上げされた。この関係が変わることなく発展していくことを希望する」と話した。カルドゥーン庁長は特に「韓国の医療水準は驚くほど。医療などを含め多様な分野で実質的協力分野を拡大しよう」と話したという。
カルドゥーン庁長はまた「私に何がお手伝いできるでしょうか」という丁議長の問いかけに、「アブダビと仁川(インチョン)間の航空便をもっと増やしたら良いだろう」と答えた。現在はUAEの航空会社であるエティハド航空が週7便を運航している。面会参席者は「カルドゥーン庁長が『UAEに滞在する韓国人駐在員らは数千人に達する』と話した。ますます増加している両国の交流状況に合わせて航空路線の増便が必要という意味のようだ」と伝えた。UAE側は2008年に当時の李明博(イ・ミョンバク)政権がUAEに韓国製T-50高等訓練機がUAEの次世代訓練機に選ばれるようにしてほしいと要請すると、「アブダビ~仁川間の航空路線新設」を逆提案した。
カルドゥーン庁長は先月任秘書室長のムハンマド皇太子表敬訪問時に同席した人物だ。また、2009年に韓国が受注した原発事業の発注元であるUAE原子力公社(ENEC)理事会議長で、任室長のUAE訪問疑惑をめぐる各種疑惑を解くキーマンに挙げられる。だがこの日の会合後、キム・ヨンス国会報道官は記者らに「両国関係の発展を祈願する儀礼的な表敬訪問だった」と伝えた。任室長のUAE訪問目的や李明博政権時代に両国が結んだ秘密軍事了解覚書(MOU)などに関連した言及は「まったく出なかった」と話した。ただUAE派兵アーク部隊と関連して丁議長が「アーク部隊駐留と関連し国会は継続して支援する」と話したという。
カルドゥーン庁長はこの日午後3時ごろ、ものものしい警備の中で汝矣島(ヨイド)の国会本館1階に到着した。アラブ伝統衣装の代わりにチェック柄のスーツ姿で微笑を浮かべながら車から降りたカルドゥーン庁長は取材陣のフラッシュ洗礼にやや驚いた表情を見せたりもした。カルドゥーン庁長は駐韓UAE大使ら一行とともにエレベーターに乗って3階の国会議長接見室へ向かい丁議長をはじめとする国会関係者らと約30分間にわたり対話をした。
財界関係者によると、カルドゥーン庁長は2日間の訪韓期間中に韓国大企業3カ所の訪問スケジュールがある。実際にカルドゥーン庁長はこの日国会訪問前にソウル・江南(カンナム)のGSタワーを訪れGSグループの許昌秀(ホ・チャンス)会長と面談したという。GSグループはUAEからの原油輸入や、油田開発、プラント建設など多様な分野で事業協力関係を結んでいる。
カルドゥーン庁長の訪韓期間に任秘書室長のUAE訪問疑惑が解かれるかが注目される。だが訪韓日程と動線は徹底して非公開にされており、今回の疑惑自体が敏感な外交事案という点から明快に解消されるのは難しいだろうとの観測も多い。
今回の訪韓を契機に両国間の戦略的パートナー関係を「全面的戦略パートナー関係」に格上げする案が議論される可能性もある。カルドゥーン庁長は9日に任秘書室長と面談するものと観測される。続けて文大統領とも会う可能性がある。この席で皇太子の親書を伝え、両国間の発展方向を話し合うものとみられる。
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