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<新市場、南方へ行こう>人口13億人のインドの成長率7.6%…中国を牽制する「象」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
2014年5月からモディ首相が安定的に導いているインド経済は輝かしい成長を続けている。国際通貨基金(IMF)の2016年の統計によると、インドの名目金額基準の国内総生産(GDP)は2兆2653億ドルで世界7位だ。昨年は6位、今年は5位まで成長すると予想される。物価などを考慮した購買力(PPP)基準のGDPでインドは9兆4893億ドルと、中国・米国に続いて世界3位だ。

経済成長ペースも速い。2014年は7.2%、2015年は7.6%、2016年は7%成長し、2017年度は7.6%の成長が期待される。中国が2014年に7.3%成長した後、2015年の6.9%に続き2016年は6.7%と、6%台の成長率にとどまっているのと比較される。インドは市場規模はもちろん、発展動力でも中国依存症を解決する代替地域に浮上している。

しかし人口が2017年基準で13億3259万人にのぼり、1人あたりのGDPはIMFの2016年統計で名目金額基準1852ドルと、世界141位にすぎない。インドが依然として経済成長を渇望するしかない理由だ。国立外交院のペ・グンチャン教授は「インドとの協力強化は韓国の外交と経済協力先を多角化し、中国に対する依存度を減らす効果がある」とし「日本は中国牽制の一環としてかつてインドに進出し、インドへの投資を増やしている」と紹介した。


インドの未来に関しては経済構成に注目する必要がある。2016年基準で農水産鉱業など1次産業が16.5%、製造業が29.8%、サービス業が45.4%だ。雇用は1次産業が49%、製造業が20%、サービス業が30%を占める。中国は2015年基準で農水産鉱業など1次産業が9%、製造業が40.5%、サービス業が50.5%だ。雇用は1次産業が29.5%、製造業が29.9%、サービス業が40.6%を占める。産業構造上インドは製造業の強化が急がれる。インドは製造業に強い韓国との協力が必要だ。これを通じて貧しい農村人材を産業人材やサービス業人材に回す政策が求められる。製造業分野の成長を遂げるには韓国の技術とノウハウ、投資が必須だ。韓国としてはソフトウェア人材をはじめとするインドの情報技術(IT)分野の人材が必要だ。インドでは高校で男子優等生は工科大学、女子優等生は医科大学にそれぞれ進学する伝統がある。幼いころから九九ではなく十九の段まで覚えて育った数学・科学人材があふれる。ソフトウェア分野でインドの威力は世界的だ。韓国とインドは鉄鋼・造船・自動車・電子などほとんどあらゆる分野で協力できる。人工知能(AI)・モノのインターネット(IoT)をはじめとする先端分野でも協力が可能だ。



<新市場、南方へ行こう>人口13億人のインドの成長率7.6%…中国を牽制する「象」(2)


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