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米国、金正恩の新年の辞に歓迎した韓国をけん制(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2日(現地時間)、北朝鮮の新年の辞に対して2度にかけてつツイッターでつぶやいたトランプ米大統領。

2日(現地時間)、米国政府が文在寅(ムン・ジェイン)政府の全方向での南北対話推進をいっせいにけん制した。

「金正恩(キム・ジョンウン)委員長の対話提案には懐疑的」「核をあきらめる時まで我々はいかなる対話も真剣に受け入れないだろう」という発言があふれ出た。もちろん「韓国と緊密な連絡を取って協議している」という前提があったが、多様な形で米国の懸念を伝えたわけだ。

いくら平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)への参加に向けた議論だとしても、金正恩労働党委員長の新年の辞に対する分析がまだ終わっていない中で南北が急激に近寄る場合「最大の圧力と制裁」という「基本的な枠組み」が揺れる可能性があるという理由からだ。その上に、この日「北朝鮮から今日や明日中に大陸間弾道ミサイル(ICBM)試験発射の挑発をしようとする動きが見えた」という情報まで聞こえることで「今対話する場合ではないが…」という懸念の声も出てきた。


この日、一番最初に口を切ったのはトランプ大統領。前日、「見守る(We'll see)」という一言を述べたトランプ氏はこの日、今年初めての業務が始まった直後である午前9時8分、ツイッターを通じて「ロケットマンが初めて韓国と対話をしたいという。それは恐らく良い便り(good news)である可能性も、そうでない可能性もある」と書き込んだ。

一瞬中立的な発言に聞こえるが、前の部分に「制裁と『ほかの』圧力が北朝鮮に大きな影響を及ぼし始めた」と強調したことから、制裁が効果を上げる時にさらに押し付けるべきだという解釈が支配的だった。言い換えると、このような時に北朝鮮の手を思い切って握ろうとする韓国の対応に対する不満にも読まれるところだ。

次はニッキー・ヘイリー米国連大使が出た。ヘイリー大使は午後1時40分、記者会見で南北当局間会談に対する質問に「北朝鮮は彼らが望む誰とも対話することができる」と答え、「彼らが核兵器禁止(廃棄)に同意する時まで我々はそれを(対話を)認めないだろう」と指摘した。「核兵器開発を中断するためのいかなる措置も取らない限り、いかなる対話も真剣に受け入れないだろう」とも話した。「五輪参加」でない「核放棄」だけが米国を対話に引き出せる契機になるという主張だ。

ヘイリー大使はまた「北朝鮮がほかのミサイル試験発射を準備している可能性があるという報道を聞いている」としながら「もしもそのようなことが起きれば、我々は北朝鮮政権に対応してさらに強硬な措置を取らなければならない」と強調した。これに先立ち、CNNとMSNBCはこの日、複数の軍情報関係者を引用し、「北朝鮮がICBM発射準備をしようとする動きが把握された。数日内に発射されるだろう」と報じた。

特に、午後2時にあったヘザー・ナウアート国務省報道官の記者会見がハイライトだった。ナウアート報道官は先に「南北間対話が良いことか悪いことか」という質問に「両国が対話することを望み、決定すればそれは明らかに彼らの選択だ。我々は韓国と長い間強い同盟を維持してきた。それは変わらない」として確答を避けた。

だが「金正恩委員長は両国(韓米)の間でいかなる仲違いをさせようとするか分からない。私はそのようなことは起きないと信じている。我々は金正恩委員長が対話に立ち向かう真正性(sincerity)に対して非常に懐疑的(very skeptical)」と強調した。「懐疑的」という外交的表現は非常に強い懸念を表明する時に使う表現だ。ナウアート報道官は「我々の政策(圧力と制裁)は変わっていない」という(表現も繰り返して強調した。



米国、金正恩の新年の辞に歓迎した韓国をけん制(2)


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