高麗大学の徐鎭英(ソ・ジニョン)名誉教授
「文在寅政府は会談の準備過程から戦略的に中国にアプローチした。中国との戦略的協力強化を通じて韓半島(朝鮮半島)問題を解決するというメッセージを送りながらだ。いわゆる『3不』の立場〔THAAD(高高度ミサイル防衛)追加配備をしない、米国のMD(ミサイル防衛)体制に編入しない、韓日米軍事同盟に発展しない〕を中国と性急に公約し、文大統領は日本の安倍晋三首相と米国のドナルド・トランプ米大統領の面前で『日本は我々の同盟ではない』と言い放った。日米のインド太平洋戦略に対しても青瓦台(チョンワデ、大統領府)がわざわざ出て『編入の必要はない』と明らかにしたことが代表的だ。さらに一歩進んで、今回の首脳会談を通じて、韓日米の3国安保協力に立脚した20世紀の冷戦的東アジア秩序の代わりに、21世紀を中国と共に切り開いていくというメッセージを明確に出した」
「韓国は日米の信頼を失い、中国は韓国民の心を失った」(2)
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