安倍首相が文在寅（ムン・ジェイン）大統領の早期訪日を韓国政界に呼びかけたことが分かった。

日本のメディアなどによると、安倍首相は１１日、日本を訪問している韓日議員連盟代表団に会って「文大統領ができるだけ早期に日本を訪問して首脳会談を実現することができるように前向きに臨みたい」と話した。

日本政府は来年１月、東京で韓日中首脳会談を開いて文在寅（ムン・ジェイン）大統領と李克強首相の初訪日を実現させるために取り組んでいる。韓日中首脳会談は本来、今月開かれる予定だったが、韓国の早期大統領選挙、韓中間ＴＨＡＡＤ配備をめぐる対立などで開催が先送りされてきた。


安倍首相が文大統領の早期訪日を求めたことに対して姜昌一（カン・チャンイル）韓日議員連盟会長（共に民主党）も「会談が早期に実現してほしい」と回答したと同席していた額賀福志郎日韓議員連盟会長（自由民主党）が伝えた。

一方、安倍首相は北朝鮮の情勢に関連して「北朝鮮が核・ミサイル開発政策をあきらめるように圧力をかけ続ける必要がある」とのことも確認したと伝えられ、韓日関係に対しては「困難な問題を適切に管理しながら様々な分野で協力を推進していきたい」と明らかにした。