トランプ大統領は「コリアパッシング」への懸念について、「韓国を迂回することはないだろう」とし、「(北朝鮮の核問題は)うまくいくだろう」とした。画期的な北朝鮮の核圧力メッセージは期待したほどではなかった。むしろ彼は通商問題を折に触れ取り上げた。安保は安保、経済は経済というのがトランプ式アプローチ法だ。
米国としては北朝鮮の核が当面の問題ではあっても、今回のアジア歴訪が「アジア新秩序」構想に向けた戦略的歩みであることを直視しなければならない。米国は日本、オーストラリア、インドとの4カ国協力を通じて中国の海洋進出戦略である「一帯一路」を牽制しようとする意図が背景にある。今回の歴訪に合わせて「アジア太平洋」という用語を「インド太平洋」と変えたことから確認できる。日本はこうした構想に便乗してトランプ大統領から「宝石のような同盟国」という発言まで引き出した。
米国としては北朝鮮の核が当面の問題ではあっても、今回のアジア歴訪が「アジア新秩序」構想に向けた戦略的歩みであることを直視しなければならない。米国は日本、オーストラリア、インドとの4カ国協力を通じて中国の海洋進出戦略である「一帯一路」を牽制しようとする意図が背景にある。今回の歴訪に合わせて「アジア太平洋」という用語を「インド太平洋」と変えたことから確認できる。日本はこうした構想に便乗してトランプ大統領から「宝石のような同盟国」という発言まで引き出した。
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