サムスン電子の株価に隠された不吉な兆候
最近までサムスンの最大の話題は「超格差」だった。積極的な先制投資と圧倒的な技術力で2位との差を広げていく戦略だった。しかし最近のキーワードは自社株買い・消却だ。単純な「株主還元政策」を越えて来年は20兆ウォンも注ぎ込む態勢だ。サムスンがこれほど自社株買いをする背景には恐怖心がある。その間、サムスンにとって国民年金と機関投資家は心強い存在だった。エリオットが買収に動いた当時のように重大なヤマ場を迎えるたびに救済者の役割をした。しかし崔順実(チェ・スンシル)事態ですべてのことが変わった。筆頭株主である国民年金までがいつでも反サムスンとなる雰囲気だ。サムスンはもう経営権防御と生存のレベルで外国人投資家の好みに合わせて自社株買いを増やすしかない状況だ。
【中央時評】サムスン電子の株価に隠された不吉な兆候(2)
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