韓国の8月経常収支が66カ月連続黒字を記録した。だが、中国人観光客の減少によって旅行収支の悪化は続いている。
韓国銀行が29日に発表した「2017年8月国際収支(暫定)」によると、8月の経常収支は60億6000万ドル(約6824億円)で、2013年3月以降、66カ月連続の黒字となり、史上最長記録を更新した。サービス収支の悪化にもかかわらず商品収支が改善し、昨年同月(50億3000万ドル)に比べ黒字幅(10億3000万ドル)が大きくなった。
8月の商品収支は93億1000万ドルを記録した。半導体と石油製品の輸出好調で、昨年同月(69億4000万ドル)より大きく伸びた。反面、サービス収支の赤字は大幅に増えた。8月のサービス収支赤字は23億3000万ドルで、昨年8月(15億ドル)から急増した。
サービス収支の赤字幅の拡大は旅行収支の影響のためだ。8月の旅行収支は14億1000万ドルの赤字と集計された。史上最大の赤字を記録した7月(17億9000万ドル)に続いて2番目の規模だ。昨年同月(12億8000万ドル)と比較しても10%増加した。
韓国銀行は「THAAD(高高度ミサイル防衛体系)の葛藤で中国人観光客の減少が続いた上、海外出国者数が増えて旅行支出が高い水準を維持した」と説明した。8月に訪韓した中国人入国者(33万9000人)は昨年の同じ月に比べて61.2%減った。だが、海外に出かけた自国旅行客(238万5000人)は史上2番目に多かった。旅行支出額(27億8000万ドル)は昨年8月(28億2000万ドル)に続いて史上2番目に大きかった。
資本の流出入を示す金融勘定純資産(資産から借金を引いた金額)は91億3000万ドル増加した。
直接投資は内国人の海外投資(29億9000万ドル)と外国人の国内投資(14億1000万ドル)ともに増えた。
証券投資の場合、世界景気の回復期待で内国人の海外投資(51億3000万ドル)は増えたものの、外国人証券投資は63億3000万ドル減った。昨年12月以降、8カ月ぶりに減少に転じた。債券投資も42億2000万ドル減り、6カ月ぶりに減少に転じた。減少幅は2010年12月以降、最大だ。
韓国銀行は「株価上昇に伴う差益実現と北核危機など地政学的リスクがによって外国人投資が減った」と説明した。
韓国銀行が29日に発表した「2017年8月国際収支(暫定)」によると、8月の経常収支は60億6000万ドル(約6824億円)で、2013年3月以降、66カ月連続の黒字となり、史上最長記録を更新した。サービス収支の悪化にもかかわらず商品収支が改善し、昨年同月(50億3000万ドル)に比べ黒字幅(10億3000万ドル)が大きくなった。
8月の商品収支は93億1000万ドルを記録した。半導体と石油製品の輸出好調で、昨年同月(69億4000万ドル)より大きく伸びた。反面、サービス収支の赤字は大幅に増えた。8月のサービス収支赤字は23億3000万ドルで、昨年8月(15億ドル)から急増した。
サービス収支の赤字幅の拡大は旅行収支の影響のためだ。8月の旅行収支は14億1000万ドルの赤字と集計された。史上最大の赤字を記録した7月(17億9000万ドル)に続いて2番目の規模だ。昨年同月(12億8000万ドル)と比較しても10%増加した。
韓国銀行は「THAAD(高高度ミサイル防衛体系)の葛藤で中国人観光客の減少が続いた上、海外出国者数が増えて旅行支出が高い水準を維持した」と説明した。8月に訪韓した中国人入国者(33万9000人)は昨年の同じ月に比べて61.2%減った。だが、海外に出かけた自国旅行客(238万5000人)は史上2番目に多かった。旅行支出額(27億8000万ドル)は昨年8月(28億2000万ドル)に続いて史上2番目に大きかった。
資本の流出入を示す金融勘定純資産(資産から借金を引いた金額)は91億3000万ドル増加した。
直接投資は内国人の海外投資(29億9000万ドル)と外国人の国内投資(14億1000万ドル)ともに増えた。
証券投資の場合、世界景気の回復期待で内国人の海外投資(51億3000万ドル)は増えたものの、外国人証券投資は63億3000万ドル減った。昨年12月以降、8カ月ぶりに減少に転じた。債券投資も42億2000万ドル減り、6カ月ぶりに減少に転じた。減少幅は2010年12月以降、最大だ。
韓国銀行は「株価上昇に伴う差益実現と北核危機など地政学的リスクがによって外国人投資が減った」と説明した。
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