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ドイツ人観光客「韓国のような国は初めて見た」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ソウル・明洞のある化粧品ショップが冷房をつけた状態で営業している。ワゴンがドアの敷居にまたがっておりドアを開け閉めすることはできない状態だ。

「わぁ、涼しい」「これはみんな浪費だ」。16日午後、ある男女がソウル・明洞(ミョンドン)の化粧品ショップを通り過ぎながら交わした対話だ。天気は蒸し暑いが明洞の空気には冷気があふれていた。多くの店が出入口を開けたままエアコンを作動させているからだった。この日明洞の商街のビル1階にある店舗255カ所のうち8カ所だけがドアを閉めて営業中だった。

産業通商資源部は17日から韓国エネルギー公団、地方自治体、市民団体などと全国の主要18カ所の商圏を対象に、「開門冷房営業」の一斉点検に出た。ソウルは江南(カンナム)駅、弘大(ホンデ)入口駅、明洞駅、カロスキル商圏が対象だ。取り締まりではなく指導が点検の目的だ。産業通商資源部によると、14日基準で最大電力需要は8321万キロワットで、昨年同日の7477万キロワットに比べ11.3%増加した。産業通商資源部は今年最大電力需要が8月中に8650万キロワットまで上がると予想している。

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17日午後に弘大前商圏の実態点検に同行した。「開門冷房営業」をする商店は3店に1店だった。道路周辺よりの狭い道に沿って並ぶ商街の開門冷房比率が高かった。黄色いチョッキを着た韓国エネルギー公団職員らを見て取り締まりと誤解しあわててドアを閉める店舗スタッフもいた。

韓国政府は2012年から開門冷房営業に対する点検と取り締まりを行ってきた。電力需要を誤って予測し、事前予告なく「循環停電」措置を取らなければならなかった2011年の「9・15停電大乱」後に用意した対策だ。


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