その間、文大統領が対話による北核問題解決を繰り返し強調してきただけに、今回も「圧力」より「平和」に重点が置かれるという見方が少なくなかった。しかし文大統領は均衡の取れた演説をした。演説の後半に「北が自ら核を放棄するまで強力かつ断固たる対応をすべき」としながらも「過度に緊張を激化させたり偶発的な軍事的衝突で平和が破壊されることがあってはならない」と指摘したのも同じ脈絡だ。
文大統領がこのような演説をしたのは、19日に国際的な論議を呼ぶほど北朝鮮を強く非難したトランプ米大統領の国連演説を意識したためとみられる。3日前にトランプ大統領は「米国と同盟を防衛するしかない状況になれば、我々は北朝鮮を完全に破壊するしか選択の余地がない」と警告した。こうした中で今回の演説は、韓米同盟の間で距離が生じるのではという懸念を払拭させるための程度調節をした結果と見るべきだろう。
文大統領がこのような演説をしたのは、19日に国際的な論議を呼ぶほど北朝鮮を強く非難したトランプ米大統領の国連演説を意識したためとみられる。3日前にトランプ大統領は「米国と同盟を防衛するしかない状況になれば、我々は北朝鮮を完全に破壊するしか選択の余地がない」と警告した。こうした中で今回の演説は、韓米同盟の間で距離が生じるのではという懸念を払拭させるための程度調節をした結果と見るべきだろう。
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