最近、韓国ネット銀行「カカオバンク」旋風が巻き起こっている中、各都市銀行がこれまで高かったハードルを下げつつある。これまでにない非対面式商品を積極的に出したり手数料を大幅に引き下げた商品を出したりしている。ネット専業銀行の「ナマズ効果」がすでに現れている格好だ。だが、一部では「これまでも提供できたはずのサービスを今になって出すのか」という批判が出ている。
◆カカオバンク、金融アプリダウンロード数すでに9位
カカオバンクの成長の勢いは恐ろしい。2日、韓国モバイル市場分析会社「App Ape」によると、カカオバンクのデイリーアクティブユーザー(DAU、一日1回以上アプリを実行するユーザー)の数はすでに金融アプリのトップ9位に入った。
特にリリース後初めての月曜日を迎えた先月31日には、112万人がアクセスして最高を示した。これは新韓Sバンクよりは低いが、ウリィ銀行ワンタッチ個人バンキングよりも高い数値だった。
カカオバンクの一日の新規インストール数はアプリ公開日だった先月27日に80万回を記録して最も高い数値を示した。アプリダウンロード数もリリースから5日経った先月31日を基準として200万件を突破した。同日を基準に開設された全体口座数も100万口座を超えた。これはカカオバンクが当初1カ月の目標としていた新規口座開設数25万口座の4倍を超える数値だ。入出金など受信額は3440億ウォン(約337億円)、貸出など与信額は3230億ウォンを記録した。
◆各銀行、手軽な融資に手数料も値下げ
カカオバンク旋風に、各都市銀行はそれぞれ非対面チャネル専用の商品や手数料緩和商品を出している。
IBK企業銀行はこの日、非対面チャネル専用商品「一石七鳥通帳」を始めた。この商品は入出式・積立式・据置式預金で構成されていて、電子金融の振替手数料を月20回まで免除してくれる。
KB国民銀行も主取引客のための非対面専用「KB主取引顧客優待融資」を開始した。「KBスタークラブ」ゴールドスター以上の客であれば誰でも利用することができ、何よりも所得や在職証明の手続きがなくても国民銀行との取引実績だけで融資を受けられるようにしているのが特徴だ。
また、国民銀行はカカオバンクに口座を開設した優良客を対象に、積立金の金利を0.5%ポイント高めに設定したり、積立金商品に加入すれば100万ポイントなどの景品を出したりするなどサービスの充実を図っている。
新韓銀行は6月、モバイルバンキングで加入できる融資商品「新韓Sドリーム信用融資」を開始した。在職や所得書類を提出しなくても良いという点を強調した。
ウリィ銀行やKEBハナ銀行はカカオバンクと足並みを揃えるようにして海外送金の手数料を引き下げた。
ウリィ銀行はことし12月まで、インターネットバンキングとモバイルバンキングで500ドル以下の送金をする場合、手数料を従来の1万500ウォンから2500ウォンに約76%も安くしている。500~3000ドルを送金する際に発生していた手数料も1万5500ウォンから5000ウォンに68%も安くした。
KEBハナ銀行は500ドル以下の場合5000ウォンを、500ドル以上の場合7000ウォンの送金手数料を提供すると伝えた。
カカオバンク旋風に各銀行が以前は想像もできなかったサービスを出しているのだ。
だが、一部では批判の声も出ている。
金融消費者院のチョ・ナムヒ代表は「これまで銀行は不完全競争構造で、簡単に金儲けができる構造でカルテルが形成されていたが、これが如実に証明されている」と話した。金融消費者連盟金融局のカン・ヒョング局長は「まだ都市銀行が手数料をどのような方法で策定しているのか不透明な状況だが、客離れを食い止めるために手数料を減免するなど従来はなかった特典を与えるのは、非対面取引をしない客には別の差別になりえる」と話した。
◆カカオバンク、金融アプリダウンロード数すでに9位
カカオバンクの成長の勢いは恐ろしい。2日、韓国モバイル市場分析会社「App Ape」によると、カカオバンクのデイリーアクティブユーザー(DAU、一日1回以上アプリを実行するユーザー)の数はすでに金融アプリのトップ9位に入った。
特にリリース後初めての月曜日を迎えた先月31日には、112万人がアクセスして最高を示した。これは新韓Sバンクよりは低いが、ウリィ銀行ワンタッチ個人バンキングよりも高い数値だった。
カカオバンクの一日の新規インストール数はアプリ公開日だった先月27日に80万回を記録して最も高い数値を示した。アプリダウンロード数もリリースから5日経った先月31日を基準として200万件を突破した。同日を基準に開設された全体口座数も100万口座を超えた。これはカカオバンクが当初1カ月の目標としていた新規口座開設数25万口座の4倍を超える数値だ。入出金など受信額は3440億ウォン(約337億円)、貸出など与信額は3230億ウォンを記録した。
◆各銀行、手軽な融資に手数料も値下げ
カカオバンク旋風に、各都市銀行はそれぞれ非対面チャネル専用の商品や手数料緩和商品を出している。
IBK企業銀行はこの日、非対面チャネル専用商品「一石七鳥通帳」を始めた。この商品は入出式・積立式・据置式預金で構成されていて、電子金融の振替手数料を月20回まで免除してくれる。
KB国民銀行も主取引客のための非対面専用「KB主取引顧客優待融資」を開始した。「KBスタークラブ」ゴールドスター以上の客であれば誰でも利用することができ、何よりも所得や在職証明の手続きがなくても国民銀行との取引実績だけで融資を受けられるようにしているのが特徴だ。
また、国民銀行はカカオバンクに口座を開設した優良客を対象に、積立金の金利を0.5%ポイント高めに設定したり、積立金商品に加入すれば100万ポイントなどの景品を出したりするなどサービスの充実を図っている。
新韓銀行は6月、モバイルバンキングで加入できる融資商品「新韓Sドリーム信用融資」を開始した。在職や所得書類を提出しなくても良いという点を強調した。
ウリィ銀行やKEBハナ銀行はカカオバンクと足並みを揃えるようにして海外送金の手数料を引き下げた。
ウリィ銀行はことし12月まで、インターネットバンキングとモバイルバンキングで500ドル以下の送金をする場合、手数料を従来の1万500ウォンから2500ウォンに約76%も安くしている。500~3000ドルを送金する際に発生していた手数料も1万5500ウォンから5000ウォンに68%も安くした。
KEBハナ銀行は500ドル以下の場合5000ウォンを、500ドル以上の場合7000ウォンの送金手数料を提供すると伝えた。
カカオバンク旋風に各銀行が以前は想像もできなかったサービスを出しているのだ。
だが、一部では批判の声も出ている。
金融消費者院のチョ・ナムヒ代表は「これまで銀行は不完全競争構造で、簡単に金儲けができる構造でカルテルが形成されていたが、これが如実に証明されている」と話した。金融消費者連盟金融局のカン・ヒョング局長は「まだ都市銀行が手数料をどのような方法で策定しているのか不透明な状況だが、客離れを食い止めるために手数料を減免するなど従来はなかった特典を与えるのは、非対面取引をしない客には別の差別になりえる」と話した。
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