KORAIL(韓国鉄道公社)が専門機関の安全性検証も受けないまま「KTX-山川」の乗客休憩空間を客室に改造して国土交通部から制止されたことが分かった。だが、すでに改造作業を終えた11編成の列車は乗客運送に継続して投入されており、ややもすると事故の危険性があるという懸念の声が出ている。
これに先立ち、KORAILはKTX特室を一般室に不法改造した事実が摘発され、原状復旧の命令を受けたことがある。このためにKORAILの安全不感症が度を越しているという批判が提起されている。25日、国土部と鉄道業界によると、KORAILは3月からKTX-山川の乗客休憩空間であるスナックバーを客室に変える作業に着手した。スナックバーは列車1編成当たり1カ所に簡単な食事や飲み物を楽しめるように設置された空間だ。しかし、利用客が少ないという理由でこれを取り壊して座席12席を設置することにしたわけだ。
対象は2010年式KTX-山川23編成で、このうち11編成の改造作業をすでに完了した。23編成のスナックバーを全部変えれば1日平均1128席が増えるというのがKORAIL側の計算だ。スナックバーはKTX-山川の4号車に設置されている。
だが、KORAILはこのような改造作業を推進しながら国土部の承認と外部専門機関による安全性検証などの手続きをまともに踏まなかった。KORAIL関係者は「外部機関の検証を受けてはいないが、当時には関連法規がなくて自らの規定により安全に問題がないと判断して推進した」と話した。
しかし、専門家らの指摘は違う。韓国交通大学鉄道運転システム工学科のチョン・ヨンソク教授は「時速300キロメートルで走る高速列車は重心の小さい変化にも敏感に反応するので、ややもすると脱線や転覆などの大型事故が起きる可能性も排除できない」とし、「予約を受ける時、乗客の座席を分散させるのも重さを配分するためのもの」と指摘した。
KTX特室に続きKTX-山川も行き過ぎた改造…度を越したKORAILの安全不感症(2)
これに先立ち、KORAILはKTX特室を一般室に不法改造した事実が摘発され、原状復旧の命令を受けたことがある。このためにKORAILの安全不感症が度を越しているという批判が提起されている。25日、国土部と鉄道業界によると、KORAILは3月からKTX-山川の乗客休憩空間であるスナックバーを客室に変える作業に着手した。スナックバーは列車1編成当たり1カ所に簡単な食事や飲み物を楽しめるように設置された空間だ。しかし、利用客が少ないという理由でこれを取り壊して座席12席を設置することにしたわけだ。
対象は2010年式KTX-山川23編成で、このうち11編成の改造作業をすでに完了した。23編成のスナックバーを全部変えれば1日平均1128席が増えるというのがKORAIL側の計算だ。スナックバーはKTX-山川の4号車に設置されている。
だが、KORAILはこのような改造作業を推進しながら国土部の承認と外部専門機関による安全性検証などの手続きをまともに踏まなかった。KORAIL関係者は「外部機関の検証を受けてはいないが、当時には関連法規がなくて自らの規定により安全に問題がないと判断して推進した」と話した。
しかし、専門家らの指摘は違う。韓国交通大学鉄道運転システム工学科のチョン・ヨンソク教授は「時速300キロメートルで走る高速列車は重心の小さい変化にも敏感に反応するので、ややもすると脱線や転覆などの大型事故が起きる可能性も排除できない」とし、「予約を受ける時、乗客の座席を分散させるのも重さを配分するためのもの」と指摘した。
KTX特室に続きKTX-山川も行き過ぎた改造…度を越したKORAILの安全不感症(2)
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