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韓国急行電車、不良漏電遮断機をガムテープで固定して運行

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ITX列車の漏電遮断機の役割を担っている主回路遮断機に、作業員がガムテープを貼っている。このような措置はKORAILが運営するITX便23本すべてで行われていた。(写真=読者提供)

ITX(急行型電動列車)の漏電遮断機の役割を担っている主回路遮断機で火災が発生して列車が停止する事故が相次いで発生したが、運営会社のKORAIL(韓国鉄道公社)は遮断器の修理をまともに行わず、遮断機をガムテープで固定するだけの応急措置で列車の運行を続けていたことが分かった。

27日、鉄道業界によると、今月17日、ITX-セマウル号が京釜(キョンブ)線梅浦(メポ)駅付近で25分間停止した。このため、該当の路線を通る他の13本の列車に最長一時間の遅れが出た。主回路遮断機に火災が発生し、列車への電力供給が止まったことが原因だった。ITXは2万5000Vの特高圧電流が流れる電車なので、安定した電力供給および異常電力遮断の役割を担う主回路遮断機が核心安全装置だ。

これ以前にも同様の事故が発生していたが、KORAIL(韓国鉄道公社)はこれについても主回路遮断機にガムテープで固定する臨時措置だけを施していたことが明らかになった。今月4日、ITX-セマウル号が京釜線永登浦(ヨンドンポ)駅付近で停止する事故が起きたが、これも主回路遮断機の問題だった。KORAILは当時、固定したガムテープが美観上、見栄えが良くないとの理由でその上にグレーのペイントまでした。このような臨時措置はKORAILで運行する23本すべてのITXで行われた。


匿名を求めたKORAIL関係者は「まだ無償メンテナンスの期間中だが、正式なアフターサービスを強く要請せず、KORAILが自主的に臨時措置だけを講じている理由が分からない」と話した。ITXはロテムが製作し、KORAILに納品した急行型電車で、2014年5月に初めて運行された。

KORAIL側は「短期的に製作会社のロテムに主回路遮断機の絶縁測定および制御ボックスの内部状態を毎日点検・確認するようにし、今後根本的な対策を樹立するよう措置をした」と明らかにした。



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