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【社説】南北対話の提案が韓日米の対立につながるのか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国政府の南北軍事会談の提案に米国が露骨な不快感を示したのは残念極まりないことだ。ショーン・スパイサー米ホワイトハウス報道官は17日、会談提案に対する立場を尋ねる質問に「韓国政府に聞いてみなさい」と答えた。それと同時に「トランプ大統領は過去(北朝鮮との対話のために)満たされるべき条件が現位置からかけ離れていることを明らかにした」と付け加えた。誰が聞いても不愉快だという反応だ。日本は最初から反発した。外務省報道官はこの日「今は対話の時期でなく、圧力をかける時」と強調した。

このような日米両側の冷たい反応が伝えられると、韓国の政府当局者は「外交経路などを通して十分な説明があった」と釈明した。だが、南北関係に関して米国が事前に了解したにもかかわらず、このような反応を見せたことがほぼなかっただけに、政府側の主張が事実なのか疑わしい。情況上、韓国政府が事前に説明したとしてもトランプ政府から十分な同意を得ていない可能性が大きい。

背景はともかく、韓米連携が切実な状況でこのような不協和音が出ること自体が不幸なことだ。先月、韓米首脳会談でトランプ大統領が韓半島(朝鮮半島)の平和統一環境の造成のため、韓国が主導的役割を果たすことに支持したのは事実だ。だが、それでも韓国政府が米国との十分な協議なしに一方的な対北朝鮮政策を推進することまで了解を得たと見なせばそれは大きな間違いだ。強力な制裁にまい進しようが、新しく対話を通した緊張緩和戦略を推進しようが、一つ明らかなことは韓米、さらに国際社会との隙間のない連携が最優先になるべきだという事実だ。日本・米国などと歩調を合わせられなければ圧力であれ、対話であれ、いずれも効果を発揮することができない。このように、明らかな事実を肝に銘じて政府は今回のような不祥事が再発しないように万全を期しなければならないだろう。

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