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中国「半導体自給」加速化…2年後にメモリー供給過剰が懸念される(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
市場調査会社ガートナーによると、2017年世界半導体の売り上げは4000億ドル(約44兆8200億円)を突破するものと見られる。これを受け、サムスン電子とSKハイニックスはメモリー半導体事業で目を見張る成果を出している。一方、中国は半導体産業を育成するために桁外れの資金を投資している。システム(非メモリー)半導体で際立つ成長を遂げた中国は、メモリー半導体に目を向けている。なぜ中国は半導体産業に力を注いでいるのだろうか。そして、韓国半導体産業の先行きはどうなるだろうか。

中国は世界で電子製品の60%以上を製造している。このため、毎年2200億ドルの半導体を輸入し、全世界の半導体生産量の57%以上を消費している。その間、半導体産業に対する投資で半導体自給率を継続して引き上げているが、まだ20%程度に過ぎない。

中国政府は2000年以来、半導体を国家の重点育成産業に位置づけ、関連政策を相次ぎ制定してきた。2015年には「メードインチャイナ2025戦略」を発表し、半導体自給率を2025年に70%まで向上させるための具体的でかつ体系的な方針を提示するに至った。


中国の半導体産業への投資は大きく2つの方向で進められている。最初の方向は海外企業に対する攻撃的買収・合併(M&A)だ。資本の集中投資を通じて先進企業と技術格差を一気に解決できる方法としてM&Aを選んだわけだ。このような活動の先頭には清華紫光集団(Tsinghua Unigroup)がある。清華ホールディングスと北京健坤投資集団の合弁法人である清華紫光集団は、展訊通信(スプレッドトラム)・鋭迪科微電子(RDAマイクロエレクトロニクス)など半導体設計企業のみならず、POWERTEC・SPIL・チップモスなどパッケージおよびテスト企業を買収するなどシステム半導体設計と製造分野で技術力の確保に向けた様々な事業を続けている。

もう一つはメモリー半導体分野における領域拡大だ。清華紫光集団は2016年、中国企業であるXMCを買収して長江ストレージ(YMTC)を設立した。成功はできなかったが、マイクロンやウェスタンデジタル、そしてSKハイニックスなど核心メモリー半導体企業に対して持分買収を試みたことがある。米国政府の反対でメモリー半導体企業に対するM&Aが難しくなり、中国はメモリー半導体の製造ラインに対する直接投資を通じて産業育成を試みている。

メモリー半導体はIT製品市場の成長により、市場規模が継続的に上昇する産業になったが、これまでは韓国・日本・米国など3カ国が寡占してきた。だが、中国は大規模の資本投資を通じて市場確保が可能だと判断し、莫大な資金をつぎ込んでいる。実際、清華紫光集団は、武漢・青島・南京などの地域に半導体の製造ラインを構築するために84兆ウォン(約8兆3700億円)を投資し、2018年3次元(3D)NAND型フラッシュメモリーを量産すると明らかにした。これとは別に、サイノキングテクノロジーは2018年下半期の量産を目標に掲げてDRAM技術を開発しており、福建普華半導体(JHICC)は台湾UMCと協力してDRAM生産のために拍車をかけている。



中国「半導体自給」加速化…2年後にメモリー供給過剰が懸念される(2)

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