主要２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会合期間中に開催された安倍晋三・日本首相と習近平・中国国家主席の首脳会談の写真の背景に、両国の国旗が写るように配置された。これを受け日本側は「関係改善に向けた中国のシグナル」と受け止めて歓迎している。

毎日新聞は９日、日中首脳会談で、両首脳の背景に両国の国旗が入るように撮影されたのは２０１２年５月以降初めてとし、「関係改善に向けた中国のシグナル」と受け止められていると報じた。これまで開かれた４回の首脳会談では、国旗が撮影されたことは一度もなかったという。

朝日新聞は、過去開かれた４回の首脳会談のうち、会談の会場内に国旗が置かれていたケースもあったが、撮影時には写り込まない場所に置かれていたとしている。同紙は「両国の『疎遠さ』を象徴するような光景」と伝えた。