イチロー（４４、マイアミ）がリッキー・ヘンダーソンを越え、中堅手の最高齢先発出場記録を更新した。

マイアミは２６日（日本時間）、ホーム球場マーリンズ・パークでシカコ・カブス戦に臨んだ。この日、イチローは１番打者・中堅手として先発出場した。４打席に立ったもののヒットを打つことはできなかった。だが新たな記録を打ち立てた。歴代最高齢の中堅手先発出場記録を打ち立てた。

メジャーリーグ公式ホームページ（ｍｌｂ．ｃｏｍ）によると、イチローは４３歳２４６日になる日に中堅手として先発出場した。これまでの最高齢記録は名誉の殿堂入りを果たしたリッキー・ヘンダーソンだ。ヘンダーソンは４３歳２１１日になる２００２年６月２５日、ボストン所属でこの記録を作った。


イチローのメインポジションは右翼手だ。中堅手の出場はこれまであまりない。これさえもマイアミ移籍後はバックアップとしてだ。マイアミにはジャンカルロ・スタントンやマーセル・オズナ、クリスチャン・イエリッチがいる。マイアミのドン・マッティングリー監督は、この日イエリッチを休ませてイチローの守備に信頼を示した。

イチローは多くない機会の中でも記録を着実に伸ばしている。通算ヒット部門でメジャーリーグ歴代２３位を視野に入れ、ヤンキースのレジェンド、デリック・ジッタを越えて交流戦最多ヒットの記録も更新した。今後、最高齢記録も各部門から出る見通しだ。シーズン打率は２割にとどまっているが、彼の足取りは静かだが確実だ。