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朴前大統領、あす初めての裁判…崔順実被告と同じ法廷に(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

朴槿恵前大統領(左)、崔順実被告(右)

サムスンなど大企業から592億ウォン(約60億円)台の賄賂を受け取ったほか、要求・約束をした容疑などで拘束起訴された朴槿恵(パク・クネ)前大統領の公判が23日に開かれる。

ソウル中央地裁刑事合意22部はこの日午前10時、朴前大統領と崔順実(チェ・スンシル)被告、辛東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ会長の初めての裁判を行う。これに先立ち、2度にわたって行われた公判準備裁判とは違い、被告人は必ず出席しなければならないため、朴前大統領は拘束後53日ぶりに公衆の面前に姿を表わすことになる。

裁判には7.71対1の競争率を通じて当選した一般人傍聴客が参観する。特に、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の逝去日と裁判日が重なったことで裁判所の外の関心も高まっている。裁判所は裁判実況を中継する方向で検討していたが、結局、不許可にした。裁判の独立性を害するおそれがある点が考慮された。


裁判所関係者は「裁判開始前の法廷の中の様子をメディアに公開するかどうかについては22日ごろ決める考え」と説明した。

この裁判には、前職大統領とその40年来の陰の実力者、企業総帥が同時に登場する。朴英洙(パク・ヨンス)特別検査官は朴前大統領の裁判について「世紀の裁判になるだろう」と述べたことがある。裁判のポイントを下記にまとめる。

◆崔順実被告のサムスン収賄を含めて審理されるのか

朴前大統領の裁判日程を操り上げる最も大きな変数は、崔被告の収賄事件もここでまとめて審理されるかどうかだ。朴前大統領の18件の容疑のうち、核心に挙げられている収賄容疑は崔被告の公訴事実とほぼ重なる。李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長と3回の単独面談を通じて、崔被告の娘チョン・ユラ氏に対する乗馬支援を要求し、その代価として経営権継承などサムスンの懸案に関する請託を聞き入れたというのが要旨だ。

裁判所は今月16日の第2次公判準備期日で「別々に審理をすると証人を2回ずつ呼ばなければならなくなる」として2つの事件を一つにまとめて進めるという方針を伝えた。

朴前大統領側が「2つの事件の起訴主体が検察と朴英洙特別検察官でそれぞれ違うため、まとめることはできない」とし主張して反対しているが、裁判所は「特検チームと検察の事件を一つにした判例がある」とし、今回の裁判で最終決定を下すことを明らかにした。



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