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あまりに高い老人ホーム…悲しい日本の高齢者(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
大手不動産会社を退職し横浜で老後生活を送っている中山さん(75)は住宅型老人ホーム入居費用を用意している。自身が余生を終えた後1人で残る妻が老い日常生活が難しくなる時に備えるためだ。住宅型老人ホームは認知症や中風にかからなくても自立歩行や自発的な炊事が難しくなった高齢者が入居し生活する有料シルバータウンだ。日本では高齢化が進展しこうした老人ホームが急増している。カギは入居費用だ。年金が不足する高齢者には絵に描いた餅だ。

年金がなくても入れる特別養護老人ホームがあるが、こちらは認知症と中風のような重大疾患にかかり介護が必要という療養等級判定を受けなければならない。生活保護対象者に認定されても入れる。しかし高齢者の急増により施設不足が深刻で、入居待ちが52万人に達する。このうち相当数は結局孤独な独居生活に直面することになる。

500万人を超えた独居老人は歳を取るほど段々と炊事ができなくなったり、生活費不足で食事を抜くことになり、結局孤独死につながる。日本の内閣府によると孤独死は年間3万件に達する。このような極貧生活に置かれた高齢者は「下流老人」という新造語で呼ばれる。彼らは月5万円に満たない国民年金に依存して生活している。


これに対し「上流老人」の暮らしは異なる状況だ。千葉県に住む男性(65)は全国民対象の国民年金に会社員時代に払い込んだ厚生年金を受けている。その上債券型投資信託の積立金まであり不足することなく妻と老後を送っている。昨年までは地方空港でパートタイムで働いていたが今年からは趣味生活だけしている。退職前に習った沖縄の伝統楽器の三線の同好会活動を楽しんでいる。

このように日本は老後準備の程度により老後がどのように変わるかを克明に見せている。年金をはじめとする老後資金が用意されていれば祝福であり、そうでなければみじめな余生を送ることになるという教訓だ。上流老人は介護サービスまで提供される有料老人ホームに入る。ここでは食事から洗濯、部屋の掃除まですべての生活便宜が提供される。



あまりに高い老人ホーム…悲しい日本の高齢者(2)

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