金泰均（キム・テギュン、３５）
金泰均は２２日、水原（スウォン）ｋｔウィズパークで行われたｋｔ戦の４回表、チョン・ソンゴンから安打を放った。これで金泰均は昨年８月７日のＮＣ戦から６４試合連続の出塁となり、フェリックス・ホセ（５２、元ロッテ、ドミニカ）の記録を更新した。ホセは２００１年６月１７日の現代戦からシーズン最終戦まで６２試合連続で出塁した。韓国を離れて２００６年に復帰したホセは４月８日のサムスンとの開幕戦で出塁し、６３試合連続出塁となった。金泰均は「特に記録は意識してはいない。６０試合連続出塁から関連記事が出てきて気になったりはした」と話した。
金泰均の記録は現在進行形だ。２３日のｋｔ戦に出場した金泰均は２回表、二塁側への内野安打で出塁した。６５試合連続出塁。しかし一塁に全力疾走したことで太ももに筋肉痛が生じ、代走のチェ・ジンヘンと交代した。ハンファ球団の関係者は「けがは深刻でない。休日の２４日に精密検診を受ける予定」と伝えた。メジャーリーグの連続出塁記録はテッド・ウィリアムス（ボストン・レッドソックス、１９４９年）の８４試合。日本の記録はイチロー（当時オリックス、１９９４年）の６９試合。金泰均は「イチローの記録を破れそうか」という質問に対して言葉なく笑みだけを見せた。
金泰均の出塁記録は５７試合で途切れるところだった。金星根（キム・ソングン）ハンファ監督は１４日、ＳＫ戦の先発メンバーから腰の痛みを訴えた金泰均を除いて試合の終盤に代打で起用しようとした。一度の打席で出塁できなければ記録が途切れるところだった。当時、金星根監督は「金泰均の記録が進行中ということ知らなかった。金泰均を代打で起用しようとしてやめたが、後にそのことを知った。いま考えてみると危なかった」と言って笑った。金泰均は翌日の１５日のＳＫ戦で２安打を放ち、出塁記録を継続した。
金泰均はプロ野球通算の出塁率が全体１位（０．４３１、引退選手含めて３０００打席以上の選手を基準）。この５年間は４回（２０１２－１４、１６年）も出塁率タイトルを獲得した。金泰均は「打撃感覚が良くなければ（無理に打ちにいかず）ボールを見ていこうと意識している。四球を選べばチームに寄与できる」と述べた。実際、この記録の中には、金泰均が安打なく出塁した試合が１０試合もある。金泰均は「打っても良い打球が出にくいボールは手を出さないように心がけている」と説明した。
今季の開幕を控えて金泰均は精神的に苦しんだ。ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）を控えて韓国代表のスプリングキャンプで練習に励んだが、本番では中心打者の役割を果たせなかったからだ。イスラエル戦とオランダ戦で計７打数無安打に終わった。オランダ戦を控え、愛国歌（韓国の国歌）が流れる時、帽子をかぶって挙手敬礼をし、ファンの批判を受けた。当時体調を崩していた金泰均は台湾との第１ラウンド最終戦で代打で登場し、延長１０回に本塁打を放った。
シーズンが開幕した後も金泰均の打撃感覚は悪くなかった。２０試合で打率３割９分４厘と、李大浩（イ・デホ、４割３分８厘）、崔炯宇（チェ・ヒョンウ、起亜、３割８分２厘）と競争している。けがやストレスにもかかわらず粘り強い打撃を見せ続け、連続出塁新記録まで更新した。
この日、ハンファは１４－１でｋｔに大勝した。ハンファ先発のオガンドは６イニングを３安打無失点に抑え、今季２勝目（１敗）をマークした。ハンファ１番打者のハ・ジュソクは本塁打を含む６打数４安打４打点２得点１四球と大活躍した。
この記事を読んで…