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米、西太平洋にイージス艦16隻…北がICBM発射ならSM3で撃墜も

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米国の対北朝鮮軍事措置の一つに挙げられるのが大陸間弾道ミサイル(ICBM)迎撃だ。韓国軍の関係者は12日、「米海軍が活用可能なイージス艦を総動員し、北ミサイル迎撃体制を整えているとみられる」とし「韓半島(朝鮮半島)近隣海域に急派した原子力空母『カール・ビンソン』(CVN-70)はイージス艦4隻(巡洋艦1隻、駆逐艦3隻)とともに来るという事実に注目する必要がある」と述べた。「カール・ビンソン」の加勢で韓半島近隣の西太平洋に計16隻のイージス巡洋艦・駆逐艦が集結した。

米国は北朝鮮が長距離ロケット「銀河3号」を発射した2012年4月当時、迎撃を準備したが、銀河3号が爆発して軌道進入に失敗し、実際には迎撃していない。当時、米国は「銀河3号」の予想飛行経路である韓半島-日本、沖縄-フィリピン-豪州のラインに沿ってイージス艦を配備したが、今回もそうする可能性が高い。

迎撃の経路はこうだ。まず北朝鮮が平安北道東倉里(ドンチャンリ)や咸鏡北道舞水端里(ムスダンリ)発射場でICBMを発射すれば、イージス艦のAN/SPY-1レーダーと海上基盤Xバンドレーダー(SBX)が北朝鮮弾道ミサイルの経路を追跡する。弾道ミサイルの高度と位置が把握されれば、イージス艦はSM3ミサイルを発射して迎撃する。SM3の最大迎撃高度は500-1500キロメートル。大気圏外でも迎撃が可能だ。最新型SM3は相手のミサイルを直撃して落とす。


ヤン・ウク韓国国防安保フォーラム研究委員は「SM3ミサイルはテストで高い命中率を示したが、実戦の迎撃経験はない」と指摘した。迎撃率の推定値もばらつきが大きい。米国防総省傘下のミサイル防衛局(MDA)は迎撃率を84%と、米マサチューセッツ工科大(MIT)のセオドア・ポストル教授は20%と推定した。

ソウルのある外交消息筋は「米国が北のICBMを迎撃することを検討しているが、迎撃に失敗した場合の逆効果のため慎重な立場」と述べた。軍の関係者も「失敗時は高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓半島配備にマイナスの影響を及ぼしかねない」とし「米国もこれを悩むだろう」と述べた。



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