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米国務長官、日本外相と1時間の夕食会、韓国では会談だけ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ティラーソン米国務長官の日本(15-17日)訪問と韓国(17-18日)訪問の日程の差が論議を読んでいる。17日午後5時、就任後初めて北東アジアを訪問中のティラーソン長官と尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官の共同記者会見は異例にも本会談の前に開かれた。21分間の記者会見を終えた両長官は会談場所に移って1時間ほど対話した。記者会見は会談の合意事項に基いてするのが一般的だ。ティラーソン長官は韓国の前に訪問した日本では、16日に岸田文雄外相と会談を先にした後、共同記者会見を開いた。

ティラーソン長官はエクソンモービル最高経営責任者(CEO)時代からメディアとの接触を避けてきたため「メディアシャイ(medhia-shy)」と呼ばれる。当初、米国は記者会見自体に消極的だったという。これに対し韓国外交部は今回の会談の重要性を勘案し、メディアとの接触機会がいかなる形でもなければいけないと米国側を説得した。

こうした中、外交部はティラーソン長官に配慮するという名目で会談を記者会見後に設定し、記者には質問を一つだけ、できるだけ英語でしてほしいと提案した。結局、記者団の抗議のため質問の数は決めなかったが、この日21分間の記者会見で両長官の冒頭発言8分を除いて、100人以上の記者に与えられた時間は13分、4つの質疑応答がすべてだった。


もう一つの異例な場面は会談後だった。予想されていた尹長官との夕食会がなかった。韓国側は今回の訪韓を契機に両国外相間のスキンシップ強化を内心望んでいた。このため外交部は当初、夕食会の日程を構想していたが、ティラーソン長官は個人の日程を消化するという立場だった。外交部は招待を断られる格好となった。ティラーソン長官は岸田外相とは16日午後5時40分から1時間ほど業務協議を兼ねて夕食会をした。ティラーソン長官はこの日晩、ナッパー駐韓米国大使代理と食事をし、韓国の動向などについて報告を受けたという。

一部では50余日後に新政権が発足する韓国の政治状況を勘案してティラーソン長官が時間を取らなかったという見方もあった。しかし外交部の関係者は「夕食会についてはあえて意味付けしなくてもよい」と主張した。



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