4年前の開幕戦の惨敗に続き、今回も見覚えのあるスコア、0-5だった。サッカーでも野球でもオランダと対戦すれば封じ込まれるというジンクスが続いた。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した韓国はオランダに完敗し、事実上2次ラウンド進出が難しくなった。
韓国は7日、ソウル高尺(コチョク)スカイドームで行われた2017WBC1次ラウンドA組第2戦でオランダに0-5で敗れた。6日の開幕戦でイスラエルに1-2で敗れた韓国はこれで2敗となり、A組最下位に落ちた。
韓国代表の金寅植(キム・インシク)監督はオランダをA組の最強チームと判断し、2位で2次ラウンドに進出するという戦略で大会に臨んだ。2勝1敗を目標に1次ラウンドを始めたが、イスラエルとの初戦でつまずき、支障が生じた。イスラエルは7日の第2戦で台湾に15-7で大勝し、2勝となった。このためオランダ戦の前の韓国代表の雰囲気は沈んでいた。韓国は2013年WBC1次ラウンド第1戦でもオランダに0-5で敗れた。2009WBC準優勝チームの韓国は当時、オランダを軽視して一撃を食らい、2次ラウンド進出に失敗した。
カリブ海沿岸キュラソー島出身のマイナーリーガーを中心に代表チームを構成した2013年のオランダ代表は2次ラウンドでキューバを2回も撃破し、ベスト4入りした。今回のWBCに出場したオランダ代表はさらに強くなった。4年前にマイナーリーグの有望株だった選手たちがメジャーリーガーに成長した。この日のラインナップの1-6番打者のうち5人が現役メジャーリーガーだった。メジャーリーガーでない4番打者のウラジミール・バレンティン(ヤクルト)は2013年にアジア本塁打記録(60本)をマークした大砲だ。
ボストン・レッドソックスの主力遊撃手に成長したザンダー・ボガーツは「2013年にはメジャーリーガーがアンドレルトン・シモンズ(LAエンゼルス)1人だけだったが、今は5人もいる。我々の目標は優勝」と自信を表した。
金寅植監督が先発に禹奎ミン(ウ・ギュミン、サムスン)を起用した点も裏目に出た。落ちるチェンジアップを武器とする禹奎ミンにオランダ打線が苦しむというのが韓国コーチングスタッフの期待だった。しかし試合前、オランダのヘンスリー・ミューレン監督は「禹奎ミンが投げる映像を見て研究した」と話した。アンドリュー・ジョーンズ・コーチは打者に「重心を後ろに置け(stay back)」と注文した。
オランダは1回から禹奎ミンを崩した。1番打者のシモンズの安打に続き、2番のジュリクソン・プロファー(テキサス)が右越2ランを放った。禹奎ミンは3番ボガーツ(ボストン)にも三塁打を浴びたが、追加失点は防いだ。禹奎ミンは3イニング2/3を投げて6安打を許し、3失点した。
序盤にリードを許した韓国は反撃もできなかった。韓国打線は2日連続で沈黙した。2回の無死一塁、3回の一死一、二塁で併殺打が出た。8回にも併殺打があった。イスラエル戦(10イニング)で7安打1得点だった韓国はオランダ戦でも6安打無得点に終わった。
2013-14年にサムスンに所属したオランダの先発リック・バンデンハーク(ソフトバンク)は最高球速153キロのストレートを武器に4イニングを3安打に抑え、勝利投手になった。韓国は9日午後6時30分、台湾とA組最終戦を行う。
◆韓国代表の金寅植監督
「投打で両チーム間に実力の差が明確にあった。オランダの投手陣は先発、中継ぎ、抑えまでが完ぺきに防ぎ、我々は得点できなかった。金賢洙(キム・ヒョンス)や秋信守(チュ・シンス)らメジャーでプレーする選手たちが合流していればもう少し良い結果が出ていたかもしれないが、それは結果論にすぎない。今大会で代表入りした若い選手たちが多くのことを見て感じればよい。残りの台湾戦で最善を尽くす」
◆オランダ代表のヘンスリー・ミューレン監督
「組1位になるために最善の試合をした。攻撃と守備・走塁などすべての部分が完ぺきだった。投手がよく投げ、抑えまで良かった。本塁打2本もよいタイミングで出て、難なく5点を得ることができた。メジャーでプレーする主軸選手の合流が遅れたが、今日は息が合っていた。韓国は今日、安打がそれほど出なかったが、今も強いチームだと思っている。我々の目標は優勝だ」
韓国は7日、ソウル高尺(コチョク)スカイドームで行われた2017WBC1次ラウンドA組第2戦でオランダに0-5で敗れた。6日の開幕戦でイスラエルに1-2で敗れた韓国はこれで2敗となり、A組最下位に落ちた。
韓国代表の金寅植(キム・インシク)監督はオランダをA組の最強チームと判断し、2位で2次ラウンドに進出するという戦略で大会に臨んだ。2勝1敗を目標に1次ラウンドを始めたが、イスラエルとの初戦でつまずき、支障が生じた。イスラエルは7日の第2戦で台湾に15-7で大勝し、2勝となった。このためオランダ戦の前の韓国代表の雰囲気は沈んでいた。韓国は2013年WBC1次ラウンド第1戦でもオランダに0-5で敗れた。2009WBC準優勝チームの韓国は当時、オランダを軽視して一撃を食らい、2次ラウンド進出に失敗した。
カリブ海沿岸キュラソー島出身のマイナーリーガーを中心に代表チームを構成した2013年のオランダ代表は2次ラウンドでキューバを2回も撃破し、ベスト4入りした。今回のWBCに出場したオランダ代表はさらに強くなった。4年前にマイナーリーグの有望株だった選手たちがメジャーリーガーに成長した。この日のラインナップの1-6番打者のうち5人が現役メジャーリーガーだった。メジャーリーガーでない4番打者のウラジミール・バレンティン(ヤクルト)は2013年にアジア本塁打記録(60本)をマークした大砲だ。
ボストン・レッドソックスの主力遊撃手に成長したザンダー・ボガーツは「2013年にはメジャーリーガーがアンドレルトン・シモンズ(LAエンゼルス)1人だけだったが、今は5人もいる。我々の目標は優勝」と自信を表した。
金寅植監督が先発に禹奎ミン(ウ・ギュミン、サムスン)を起用した点も裏目に出た。落ちるチェンジアップを武器とする禹奎ミンにオランダ打線が苦しむというのが韓国コーチングスタッフの期待だった。しかし試合前、オランダのヘンスリー・ミューレン監督は「禹奎ミンが投げる映像を見て研究した」と話した。アンドリュー・ジョーンズ・コーチは打者に「重心を後ろに置け(stay back)」と注文した。
オランダは1回から禹奎ミンを崩した。1番打者のシモンズの安打に続き、2番のジュリクソン・プロファー(テキサス)が右越2ランを放った。禹奎ミンは3番ボガーツ(ボストン)にも三塁打を浴びたが、追加失点は防いだ。禹奎ミンは3イニング2/3を投げて6安打を許し、3失点した。
序盤にリードを許した韓国は反撃もできなかった。韓国打線は2日連続で沈黙した。2回の無死一塁、3回の一死一、二塁で併殺打が出た。8回にも併殺打があった。イスラエル戦(10イニング)で7安打1得点だった韓国はオランダ戦でも6安打無得点に終わった。
2013-14年にサムスンに所属したオランダの先発リック・バンデンハーク(ソフトバンク)は最高球速153キロのストレートを武器に4イニングを3安打に抑え、勝利投手になった。韓国は9日午後6時30分、台湾とA組最終戦を行う。
◆韓国代表の金寅植監督
「投打で両チーム間に実力の差が明確にあった。オランダの投手陣は先発、中継ぎ、抑えまでが完ぺきに防ぎ、我々は得点できなかった。金賢洙(キム・ヒョンス)や秋信守(チュ・シンス)らメジャーでプレーする選手たちが合流していればもう少し良い結果が出ていたかもしれないが、それは結果論にすぎない。今大会で代表入りした若い選手たちが多くのことを見て感じればよい。残りの台湾戦で最善を尽くす」
◆オランダ代表のヘンスリー・ミューレン監督
「組1位になるために最善の試合をした。攻撃と守備・走塁などすべての部分が完ぺきだった。投手がよく投げ、抑えまで良かった。本塁打2本もよいタイミングで出て、難なく5点を得ることができた。メジャーでプレーする主軸選手の合流が遅れたが、今日は息が合っていた。韓国は今日、安打がそれほど出なかったが、今も強いチームだと思っている。我々の目標は優勝だ」
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