在日韓国人画家の呉日(オ・イル、1939~2014)の回顧展が韓国で開かれる。スリム文化財団〔理事長・河正雄(ハ・ジョンウン)〕の主催でソウル東大門区清涼里洞(トンデムング・チョンニャンニドン)の「金熙秀(キム・ヒス)記念スリムアートセンター」で今月上旬から6月3日まで開かれる「河正雄コレクション:呉日回顧展-ゼロ(無)の叫び」だ。
光復(解放)前、広島で韓国人2世として生まれた呉日は、ずっと日本に滞在しながら画家として活動してきた。1960年代、日本アンデパンダン展、在日朝鮮青年展のようなグループをはじめ、30回にわたる個展を開いたが、作家として注目されることも、生活苦を脱することもできなかった。
今回の展示は日本の美術家・大野修が「韓国のゴッホ、日本のゴッホ」と呼んできた彼の作品世界を再照明する場となる。
64点の油絵、16点のドローイングに加えて一生をかけて記録した480冊余りの手帳、知人とやりとりしたはがき、写真などが展示される。
スリム文化財団は、23年間中央(チュンアン)大学理事長を務めた故金熙秀先生(1924~2012)が2009年に設立した。彼の名にちなんだアートセンターは旧映画振興委員会の建物を大々的にリフォームして昨年5月に開館した。展示される呉日の作品は河正雄理事長が収集し、財団に寄贈したものだ。
光復(解放)前、広島で韓国人2世として生まれた呉日は、ずっと日本に滞在しながら画家として活動してきた。1960年代、日本アンデパンダン展、在日朝鮮青年展のようなグループをはじめ、30回にわたる個展を開いたが、作家として注目されることも、生活苦を脱することもできなかった。
今回の展示は日本の美術家・大野修が「韓国のゴッホ、日本のゴッホ」と呼んできた彼の作品世界を再照明する場となる。
64点の油絵、16点のドローイングに加えて一生をかけて記録した480冊余りの手帳、知人とやりとりしたはがき、写真などが展示される。
スリム文化財団は、23年間中央(チュンアン)大学理事長を務めた故金熙秀先生(1924~2012)が2009年に設立した。彼の名にちなんだアートセンターは旧映画振興委員会の建物を大々的にリフォームして昨年5月に開館した。展示される呉日の作品は河正雄理事長が収集し、財団に寄贈したものだ。
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