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「韓国、食文化の伝統が深く流行に敏感…外食業者のアジア進出の足がかりに最適」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

シェイク・シャック創業者のダニー・メイアー会長。(写真=SPCグループ)

ダニー・メイアー会長

ダニー・メイアー会長

昨年7月、ソウル江南(カンナム)駅。米国ニューヨークの手製バーガーで有名なシェイク・シャック(Shake Shack)1号店のオープンを控え、前日夜から1500人余りが詰めかけ、行列を作っていた。今でも週末になればシェイク・シャックのハンバーガーを求める人々が待機時間30分の行列をなす。このシェイク・シャック・バーガーを考案した創立者のダニー・メイアーUSHG(Union Square Hospitality Group)会長(58)が初めて韓国を訪れた。来月のソウル東大門(トンデムン)3号店のオープンを祝うためだ。

現在、シェイク・シャックは米国をはじめ、英国・トルコ・ロシア・ドバイなど世界13カ国に店舗を展開している。27日、ソウル清潭洞(チョンダムドン)2号店で会ったメイアー氏は「韓国は食文化の伝統が深く、トレンドに非常に敏感だ」とし「グローバル外食業者が韓国市場をアジア市場の足がかりにするのもこのような理由」と説明した。メイアー氏は「1号店が盛況で、9カ月ぶりに3号店のオープンを控えている」とし「シェイク・シャックが韓国市場への安着に成功したと見てもいい」と話した。

1985年に飲食業に進出するまで、メイアー氏は盗難防止製品を生産する「チェックポイント」という会社のセールスマンだった。「ことしのセールス王」に選ばれるほど成績が良かったが、一生やりたい仕事ではないと判断して飲食業界に飛び込んだ。メイアー氏は「周囲から『美食家』と言われるほどおいしいものに目がなく、今は周辺の人々がおいしいと言ってくれるものを作っている」と話した。メイアー氏は2001年にシェイク・シャック・バーガーをニューヨークのマディソン・スクエア公園向い側のフードトラックで初めて販売した。夏だけ一時的に販売していたが、そのたびに多くの人々が集まる様子を見て2004年に初めての正式店舗を開いた。成功の秘訣を聞くと、メイアー氏は「高級レストラン水準の食材と配慮を意味する『ホスピタリティ(Hospitality)』」と答えた。メイアー氏は「高級レストランのような水準のサービスを提供することはできないが、客への配慮はとても重要だ」と話した。


「一度、シェイク・シャックの店舗に競争会社のロゴが印刷されたティーシャツを着た客が来ました。彼の服のサイズを知らなかったので、違うサイズのティーシャツ2着を目に触れないように持って行って『シェイク・シャックのティーシャツをプレゼントしたい』と言ってサイズを聞いてみました。彼が教えてくれたサイズのティーシャツを差し出すと、とても感激するような表情を浮かべたのです。単なる親切と配慮はこのような違いです」。「最近、韓国にフードトラック創業が大きく成長している」と言うと、メイアー氏はフードトラック創業を考えている人々に「不動産価格とソーシャルメディアの使用頻度についてよく考えるとよい」と助言した。フードトラック市場は不動産値が上がるほど、ソーシャルメディアは活発なほど成長するということだ。

メイアー氏が韓国でおいしいと思ったのはチキンだという。メイアー氏は「段階別に辛さとしょう油味、追加ソースなど、他の国では味わうことができないような独特の魅力がある」と話した。



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