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<WBC>韓国代表、強豪キューバに2連勝…その秘訣は?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
2017ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する韓国代表の打線に火がついた。金賢洙(キム・ヒョンス、29、ボルティモア)の代わりに抜てきされた孫児葉(ソン・アソプ、29、ロッテ)が導火線の役割をしている。韓国は孫児葉の打撃好調でキューバとの評価試合を2連勝で終えた。

韓国代表は26日、ソウル高尺(コチョク)スカイドームでキューバ代表との評価試合第2戦を行い、7-6で逆転勝ちした。日本・中国・豪州とともにWBC1次ラウンドB組に属するキューバは2次ラウンドで韓国と対戦する可能性が高い。先週、日本プロチームとの評価試合2試合で6安打2得点と振るわなかった韓国代表は、高尺ドームで行われたキューバとの評価試合2試合で20安打をマークした。

韓国はこの日、キューバの先発ブラディミール・バノスの変化球に苦しみ、4回まで得点がなかった。2回に韓国の初安打を放った6番打者の孫児葉は5回にも先頭打者で安打を放ち、出塁した。孫児葉は李容圭(イ・ヨンギュ)の二塁打でホームを踏み、1-2とした。


1-3とリードされた7回表、大反撃のきっかけとなったのも孫児葉だった。先頭打者の孫児葉は左中間に二塁打を放ち、攻撃の口火を切った。勢いに乗った韓国は2安打、2四球で一気に試合をひっくり返した。打順が一巡してまた打席に入った孫児葉は二死満塁から2点タイムリーを放った。韓国は7回に6点を挙げ、キューバのマウンドを崩した。この日5打数4安打2打点をマークした孫児葉を見て朴賛浩(パク・チャンホ)JTBC解説委員は「評価試合ではもうこの程度にして本番に入ってから打ってほしいと思うほど」と語った。

2007年にロッテに入団した孫児葉は2010年から7シーズン連続で打率3割をマークした。外野手としては体格が小さい(身重センチ、体重88キロ)孫児葉はウェイトトレーニングで筋力を鍛え、この4年間には平均シーズン14.5本の本塁打を放った。1番打者だった昨年は42盗塁をマークした。飛び抜けて足が速いわけではないが、チェ・マンホ走塁コーチとともに相手投手を集中研究して出した結果だ。

孫児葉は当初、2017WBC予備メンバー(50人)に含まれていたが、最終エントリー(28人)には入らなかった。しかしメジャーリーグ2年目の金賢洙がWBC出場をあきらめ、孫児葉が代わりに抜てきされた。

代表チーム内で孫児葉の比重は大きくなかった。崔炯宇(チェ・ヒョンウ、左翼手)-李容圭(イ・ヨンギュ、中堅手)-閔炳憲(ミン・ビョンホン、右翼手)で外野陣が組まれると予想されていたからだ。「代打」で代表チームに加わった孫児葉は試合にも代打か代走で出場するという見方が優勢だった。

孫児葉は特有の集中力を発揮してWBCの準備をした。25日のキューバとの第1戦で李容圭が左ひじの炎症でラインナップから抜けると、孫児葉が出場のチャンスをつかんだ。3打席目まで凡退した孫児葉は6回の最後の打席で右中間にソロ本塁打を放った。キューバとの2試合で唯一のアーチだった。軽く引っ張るスイングで右中間に打球を運ぶほど孫児葉の打撃感覚はよかった。孫児葉は「昨日、宿舎で自分が最も良かった時の打撃フォームを見た。今のフォームとは少し差が感じられたので今日の練習から変えてみた」と話した。金寅植監督は「(孫児葉を含め)4人の選手が状況によって外野の3つのポジションを埋めることになるだろう」とし、孫児葉への期待を表した。

先発の梁ヒョン種(ヤン・ヒョンジョン)は3イニングを投げて4被安打2失点だった。22日の横浜戦(2イニング1失点)に続いて2試合連続の失点となった。直球のスピードは最高145キロまで出たが、変化球の制球が乱れた。

JTBCは28日午後6時30分、豪州との評価試合とWBC全試合(1次ラウンド3月6-9日)を単独生中継する。



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