2度目の拘束令状が請求された李在鎔サムスン電子副会長に対する令状実質審査が16日にソウル地方裁判所で行われた。同日午後、令状実質審査を終えた李副会長が裁判所庁舎から出てきた。
最大の争点は1次と同様に贈収賄罪の容疑であった。審理を担当したハン・ジョンソク令状専門担当判事は基本的な事実関係を主に質問した。特検チーム関係者は「李副会長が意図を察しづらい質問を多く受けた」と話した。
特検チーム側は李副会長の贈収賄容疑を立証する書類などの証拠物を相次いで提示した。先月26日に入手した安鍾範(アン・ジョンボム)元大統領府政策調整首席の手帳39冊も含まれていた。サムスン側は鄭維羅(チョン・ユラ)氏が乗っていた馬の「ウラジーミル」とサムスンSDI株式の処分に関連した容疑の防御に多くの時間を割いた。特検チーム関係者は「サムスン側から権力関係において下にいる人物が強要により第三者にわいろを適用した海外事件のうち贈収賄罪だと結論が出ていない事例を多く持ってきて1つ1つ発表した。私たちも資料を大きなスーツケースを1つほど持っていったが、あちらは2~3倍多く準備してきた」と話した。サムスン側の弁論時間は4時間半程度であった。特検チームは約2時間を証拠提示に使った。
この日、令状実質審査に対応するためにサムスン側と特検チーム側はいずれも顔ぶれを強化した。特検チーム側ではヤン・ジェシク特別検事補(52、司法研修院21期)、イ・ヨンボク特別検事補(56、18期)を含む7~8人が出席した。1度目の令状実質審査の時には不参加だったユン・ソギョル捜査チーム長(57、23期)とハン・ドンフン部長検事(44、27期)も参加した。サムスン側も法務法人太平洋のソン・ウチョル弁護士(55、16期)、ムン・カンベ弁護士(57、16期)を主軸に7人の弁護団を結成した。ムン弁護士と共に一時特別検事補候補に挙がったチョ・クンホ弁護士(58、研修院13期)も合流した。
李副会長と共に拘束令状が請求された朴商鎮対外協力担当社長に対する令状実質審査には1時間程度だけ割かれた。李副会長と朴社長は審査の結論が出るまでソウル拘置所で待機した。
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