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護衛司令部 兵力だけで12万人…身辺不安の金正恩委員長「3重ボディーガード」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
金正恩委員長が最近、身辺不安のため外部行事の日程と場所を突然変更する場合が多いという国家情報院の先週の国会情報委の報告も同じだ。爆発物や毒劇物探知装備を海外から導入するなど警護を大幅に強化している動きも把握されたという。金正恩委員長の除去を意味する「斬首作戦」の具体的な内容や米戦略爆撃機の破壊力、特殊部隊規模の把握にも注力している。

金正恩委員長の近接警護は韓国の大統領警護室に該当する護衛司令部が担当する。北朝鮮軍第963部隊と呼ばれる護衛司令部は重武装した兵力を含めて12万人にのぼる。金正恩委員長の執務室と宿舎はもちろん、地方の特閣(専用別荘)を徹底的に守る。妹の金与正(キム・ヨジョン)氏と兄の金正哲(キム・ジョンチョル)氏をはじめとする家族と親戚の身辺も護衛司令部が責任を負う。

軍部隊訪問当時は韓国の機務司令部にあたる軍保衛司令部が武器の回収など警護を引き受ける。護衛司令部と主導権をめぐる葛藤もよくあるという。情報機関の国家安全保衛省(旧保衛省)と警察に該当する人民保安省まで含めて3線体制で警護している。専用ベンツリムジンと同じ車両を数台並べて移動させたり、労働新聞に金正恩委員長の訪問日を公開しないのも万一の事態に備えるための方策だ。このために金正恩委員長に危害を加えることは不可能に近いと、脱北者は口をそろえる。

もちろん金日成主席・金正日総書記時代にそのような動きがなかったわけではない。1990年代初期に発覚したソ連フルンゼアカデミー出身軍幹部のクーデターの動きや95年の咸鏡北道駐留第6軍団の反乱の動きが代表的な事例だ。最近、金正恩体制にも不安要素が少なからず表れているという分析もある。国家情報院は「国際社会の対北制裁とエリート層の忠誠心低下、住民の不満などで、体制の不安定性が高まった」という立場だ。対北情報の関係者は「金正恩委員長の最も大きな敵は徹底した警護の内部に現れる可能性もある」と話す。民生に背を向けて核・ミサイル挑発に執着し、恐怖政治を日常的にする最高指導者に対する北朝鮮エリート層の反感や動揺が尋常でないということだ。

イ・ヨンジョン統一専門記者兼統一文化研究所長

護衛司令部 兵力だけで12万人…身辺不安の金正恩委員長「3重ボディーガード」(1)

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