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国連、「北朝鮮、核挑発続ければ加盟国資格剥奪」警告…史上初(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
30日(現地時間)に国連安全保障理事会で全会一致で通過した対北朝鮮制裁決議2321号には、従来は見られなかった新たな条項が数多く盛り込まれた。石炭など北朝鮮から輸入する品目の総額・総量制限ラインを具体的に決め、国連加盟国としての特権剥奪の可能性について警告したのは、71年の国連制裁史上初めてだ。政府当局者は「北を苦しめる決議になるだろう」と期待を表した。

決議案26項は「すべての加盟国は北朝鮮産石炭を年間750万トンまたは4億ドル分まで輸入できる」と明示した。これは北朝鮮産石炭輸入総量・総額を2015年(1960万トン輸出、10億5000万ドル収益)比で38%に制限したものだ。総量と総額のうち収益が少ない方が選択される。例えば2015年基準で石炭750万トンの価値は3億5000万ドルだが、この場合、4億ドルより少ないため総量制限が適用される。

尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は決議採択後、「38%という石炭輸出制限数値に満足しているか」という記者の質問に対し、「従来の制裁で悪用される部分を埋めようということに中国が応じたと見ることができる」とし「中国が建設的な役割をするという意志を見せた」と述べた。中国は今回の制裁案導出過程でTHAAD(高高度ミサイル防衛)問題を提起しなかった。韓国と日本の政府は近く追加の独自制裁を発表する予定だ。


決議は安保理の措置を持続的に違反した北朝鮮の国連加盟国特権を停止できる条項も設けた。決議19項は「安保理の予防措置または強制措置の対象になる加盟国に対しては、加盟国としての権利と特権行使を停止することができる」と規定した。5回の核実験を敢行した北朝鮮はすでに特権停止の要件を備えたというのが韓国政府の説明だ。外交部当局者は「事実上いつでも北の加盟資格を剥奪できるという警告だ。これは過去のイランなど他国への制裁には見られなかった」とし「北が国連制裁史を塗り替えているということ」と話した。



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