崔順実(チェ・スンシル)国政壟断事態の解決策として朴槿恵(パク・クネ)大統領が2日に出した「金秉準(キム・ビョンジュン)首相」カードが状況をさらに悪化させている。朴大統領が金秉準首相候補を指名する過程で野党側と一言も相談がなかったからだ。政界からは「朴大統領は状況の深刻性を分かっていない」「このような状況でも不通スタイルは変わらなかった」という批判が出ている。
朴大統領の内閣改造発表は多数の青瓦台参謀も知らないほどだった。大統領秘書室長職務代行の資格でこの日の国会運営委に出席した金奎顕(キム・ギュヒョン)外交安保首席秘書官は「(内閣改造を)ニュースを見て知った」と話した。鄭鎮澈(チョン・ジンチョル)人事首席秘書官は「昨日連絡を受けた」と明らかにした。セヌリ党会議で鄭鎮碩院内代表は「私もここに(国会)来て知った」と語った。
先週末、朴大統領はセヌリ党常任顧問団と社会の元老に相次いで会い、政局収拾案を聴取した。この人たちが朴大統領に建議した収拾策の核心は▼野党も同意できる挙国中立内閣を構成し▼内政の権限を首相に大幅に委譲し▼崔順実事態の真相究明のために朴大統領本人が検察の捜査に積極的に応じるという立場を表明するべきというものだった。
しかし金秉準首相カードに野党が激しく反発し、挙国中立内閣の構成は不発に終わる可能性が高まった。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「もし国会に首相の選出を一任すると言えば、その協議がうまく進むのか」とし「国政混乱がさらに深まり、すべての責任が青瓦台に向かったはずだ」と主張した。この関係者は「首相の指名という形式でなく内容を見なければいけない。内容の面で野党の要求を100%受け入れたものではないのか」と述べた。
金秉準首相候補は最近まで国民の党が非常対策委員長として迎えようとした人物で、任鍾龍(イム・ジョンリョン)経済副首相兼企画財政部長官候補、朴昇柱(パク・スンジュ)国民安全処長官候補は湖南(ホナム、全羅道)出身ということだった。
しかしこうした釈明にもかかわらず正常な国政運営が不可能なレベルまで支持率が暴落したが、朴大統領は「マイウェイ」に固執しているという批判の声が政界で強まっている。ある与党関係者は「朴大統領が首相の人選を野党と相談なく発表したというのは国政主導権を手放さないということ」とし「先月25日の国民向けの謝罪も不十分で問題になったが、今回の首相人選も弥縫策で今回の事態を処理するという印象を与えている」と懸念を表した。政局収拾のシナリオに問題があるという批判も出ている。
朴大統領は先週末の2日間、外部の人から収拾策を聞いた後、30日午後に直ちに青瓦台秘書陣の人事に着手し、2日に内閣改造をした。しかし最も重要な野党との対話チャンネルは全く稼働しなかった。一部からは今回の収拾策が金淇春(キム・ギチュン)前大統領秘書室長の作品という話が出ているが、金前室長はこの日、記者らに対し「全くでたらめな話」と否認した。元青瓦台の核心参謀が検察に容疑者として出頭する状況で、朴大統領の追加の立場表明がなければいけないという声も高まっている。劉承ミン(ユ・スンミン)セヌリ党議員は「大統領はこの状況がどれほど深刻かを正しく把握しているか分からない」とし「今週中にまた国民の前に立ち、すべての真実をそのまま明らかにし、謝罪しなければいけない」と述べた。
朴大統領の内閣改造発表は多数の青瓦台参謀も知らないほどだった。大統領秘書室長職務代行の資格でこの日の国会運営委に出席した金奎顕(キム・ギュヒョン)外交安保首席秘書官は「(内閣改造を)ニュースを見て知った」と話した。鄭鎮澈(チョン・ジンチョル)人事首席秘書官は「昨日連絡を受けた」と明らかにした。セヌリ党会議で鄭鎮碩院内代表は「私もここに(国会)来て知った」と語った。
先週末、朴大統領はセヌリ党常任顧問団と社会の元老に相次いで会い、政局収拾案を聴取した。この人たちが朴大統領に建議した収拾策の核心は▼野党も同意できる挙国中立内閣を構成し▼内政の権限を首相に大幅に委譲し▼崔順実事態の真相究明のために朴大統領本人が検察の捜査に積極的に応じるという立場を表明するべきというものだった。
しかし金秉準首相カードに野党が激しく反発し、挙国中立内閣の構成は不発に終わる可能性が高まった。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「もし国会に首相の選出を一任すると言えば、その協議がうまく進むのか」とし「国政混乱がさらに深まり、すべての責任が青瓦台に向かったはずだ」と主張した。この関係者は「首相の指名という形式でなく内容を見なければいけない。内容の面で野党の要求を100%受け入れたものではないのか」と述べた。
金秉準首相候補は最近まで国民の党が非常対策委員長として迎えようとした人物で、任鍾龍(イム・ジョンリョン)経済副首相兼企画財政部長官候補、朴昇柱(パク・スンジュ)国民安全処長官候補は湖南(ホナム、全羅道)出身ということだった。
しかしこうした釈明にもかかわらず正常な国政運営が不可能なレベルまで支持率が暴落したが、朴大統領は「マイウェイ」に固執しているという批判の声が政界で強まっている。ある与党関係者は「朴大統領が首相の人選を野党と相談なく発表したというのは国政主導権を手放さないということ」とし「先月25日の国民向けの謝罪も不十分で問題になったが、今回の首相人選も弥縫策で今回の事態を処理するという印象を与えている」と懸念を表した。政局収拾のシナリオに問題があるという批判も出ている。
朴大統領は先週末の2日間、外部の人から収拾策を聞いた後、30日午後に直ちに青瓦台秘書陣の人事に着手し、2日に内閣改造をした。しかし最も重要な野党との対話チャンネルは全く稼働しなかった。一部からは今回の収拾策が金淇春(キム・ギチュン)前大統領秘書室長の作品という話が出ているが、金前室長はこの日、記者らに対し「全くでたらめな話」と否認した。元青瓦台の核心参謀が検察に容疑者として出頭する状況で、朴大統領の追加の立場表明がなければいけないという声も高まっている。劉承ミン(ユ・スンミン)セヌリ党議員は「大統領はこの状況がどれほど深刻かを正しく把握しているか分からない」とし「今週中にまた国民の前に立ち、すべての真実をそのまま明らかにし、謝罪しなければいけない」と述べた。
この記事を読んで…