サムスン電子が崔順実(チェ・スンシル)氏(60)・チョン・ユラ氏(20)親子が所有するドイツ現地法人コアスポーツ(現WIDECスポーツ)と「乗馬練習支援契約」を結び、昨年9月から最近まで280万ユーロ(約35億ウォン、約3億1600万円)を渡したことが2日、確認された。
このうち10億余ウォンは現在、国際乗馬連盟(FEI)ホームページにチョン氏の所有として登録されているグランプリ優勝馬「ビナタV」を購入するのに使われた。残りの20余億ウォンの使い道はまだ確認されていない。崔氏側が昨年11月に購入したWIDECタウヌスホテル(約6300万円)購入費用、崔氏親子の居住・生活費、崔氏親子の随行者10余人の人件費などに転用された可能性がある。
検察関係者はこの日、「サムスンに対する捜査に着手する計画」とし「現在(Kスポーツ)財団でない別の方(崔氏側)にお金を渡したという疑惑を受ける企業はサムスンが唯一」と述べた。これに関しサムスン電子の関係者は「乗馬界の実力者のパク某氏が『有望株を支援するのにお金を少し出してほしい。選手団を選抜するからドイツに送ろう』と言うので、やむを得ず支援することになった」と話した。続いて「契約書に6人を支援するとなっているが、乗馬協会の派閥争いのため選手団は選抜されず、結局チョン・ユラ氏だけが支援されることになった」と付け加えた。この関係者は「捜査に積極的に協力する」と明らかにした。
検察などによると、サムスン電子は昨年9月、コアスポーツと契約を結び、チョン氏のために▼馬購入および管理▼馬移動特殊車両貸与▼現地大会出場▼チョン氏随行者の人件費--などを支援することにした。当時コアスポーツは設立されたばかりの新生会社だった。サムスン電子は「乗馬協会が推薦したところであったし、当時はコアスポーツの代表にヘッセン州乗馬協会長のロベルト・クイファス氏がいたので専門性を信じた」と説明した。しかしコアスポーツは崔氏の親子が100%の株式を保有していた「形式的な外国企業」だ。昨年11月にWIDECスポーツに社名を変更し、代表および株主名簿にチョン氏の乗馬コーチ(クリスティアン・カムフラデ氏)を載せたが、これも実際の所有主である崔氏親子を隠すための偽装と疑われている。
この契約は支援総額の上限を定めない、いわゆる「白紙契約」だった可能性が高い。コアスポーツがチョン氏の乗馬練習などに必要な経費を請求書(インボイス)形態で要請すれば、サムスンが3カ月ごとに実費処理をしたことが明らかになったからだ。この契約書作成に関与したドイツ在住韓国人のパク・スングァン弁護士は「上限総額を定めなかった契約と見ることもできる」と述べた。
サムスン電子の支援金は昨年9月から最近まで計4回にわたりコアスポーツの口座に送金された。サムスンが認めた今までの支援金額(約35億ウォン)より多くの資金が送金された可能性もある。チョン氏が昨年10月に滞在したフランクフルト近隣イェガホプ乗馬場の主人フランツ・イェガ氏によると、チョン氏はイェガ氏に「私はサムスン所属で、2020年東京オリンピックまでサムスンが2000万ユーロを追加で支援する。私をサポートする10余人が来ることになっている」と話した。サムスン電子が数百億ウォン台の支援を約束した可能性あがるという疑惑につながる言葉だ。FEIホームページにはチョン氏の所属会社が「チームサムスン:コリア(Team Samsung:Korea)」となっている。この部分は先月22日に消えた。
サムスン電子はチョン氏のためにドイツで「乗馬場」を準備したという疑いも受けている。モナミの海外系列会社は5月、フランクフルト近隣の「ルドルフ・ザイリンガー」乗馬場を230万ユーロで購入した。モナミはこの乗馬場を購入する数日前、99億ウォン分の文具納品契約をサムスン電子と結んだ。これを受け、モナミがサムスン電子の代わりに乗馬場を購入したという疑惑が提起された。
このうち10億余ウォンは現在、国際乗馬連盟(FEI)ホームページにチョン氏の所有として登録されているグランプリ優勝馬「ビナタV」を購入するのに使われた。残りの20余億ウォンの使い道はまだ確認されていない。崔氏側が昨年11月に購入したWIDECタウヌスホテル(約6300万円)購入費用、崔氏親子の居住・生活費、崔氏親子の随行者10余人の人件費などに転用された可能性がある。
検察関係者はこの日、「サムスンに対する捜査に着手する計画」とし「現在(Kスポーツ)財団でない別の方(崔氏側)にお金を渡したという疑惑を受ける企業はサムスンが唯一」と述べた。これに関しサムスン電子の関係者は「乗馬界の実力者のパク某氏が『有望株を支援するのにお金を少し出してほしい。選手団を選抜するからドイツに送ろう』と言うので、やむを得ず支援することになった」と話した。続いて「契約書に6人を支援するとなっているが、乗馬協会の派閥争いのため選手団は選抜されず、結局チョン・ユラ氏だけが支援されることになった」と付け加えた。この関係者は「捜査に積極的に協力する」と明らかにした。
検察などによると、サムスン電子は昨年9月、コアスポーツと契約を結び、チョン氏のために▼馬購入および管理▼馬移動特殊車両貸与▼現地大会出場▼チョン氏随行者の人件費--などを支援することにした。当時コアスポーツは設立されたばかりの新生会社だった。サムスン電子は「乗馬協会が推薦したところであったし、当時はコアスポーツの代表にヘッセン州乗馬協会長のロベルト・クイファス氏がいたので専門性を信じた」と説明した。しかしコアスポーツは崔氏の親子が100%の株式を保有していた「形式的な外国企業」だ。昨年11月にWIDECスポーツに社名を変更し、代表および株主名簿にチョン氏の乗馬コーチ(クリスティアン・カムフラデ氏)を載せたが、これも実際の所有主である崔氏親子を隠すための偽装と疑われている。
この契約は支援総額の上限を定めない、いわゆる「白紙契約」だった可能性が高い。コアスポーツがチョン氏の乗馬練習などに必要な経費を請求書(インボイス)形態で要請すれば、サムスンが3カ月ごとに実費処理をしたことが明らかになったからだ。この契約書作成に関与したドイツ在住韓国人のパク・スングァン弁護士は「上限総額を定めなかった契約と見ることもできる」と述べた。
サムスン電子の支援金は昨年9月から最近まで計4回にわたりコアスポーツの口座に送金された。サムスンが認めた今までの支援金額(約35億ウォン)より多くの資金が送金された可能性もある。チョン氏が昨年10月に滞在したフランクフルト近隣イェガホプ乗馬場の主人フランツ・イェガ氏によると、チョン氏はイェガ氏に「私はサムスン所属で、2020年東京オリンピックまでサムスンが2000万ユーロを追加で支援する。私をサポートする10余人が来ることになっている」と話した。サムスン電子が数百億ウォン台の支援を約束した可能性あがるという疑惑につながる言葉だ。FEIホームページにはチョン氏の所属会社が「チームサムスン:コリア(Team Samsung:Korea)」となっている。この部分は先月22日に消えた。
サムスン電子はチョン氏のためにドイツで「乗馬場」を準備したという疑いも受けている。モナミの海外系列会社は5月、フランクフルト近隣の「ルドルフ・ザイリンガー」乗馬場を230万ユーロで購入した。モナミはこの乗馬場を購入する数日前、99億ウォン分の文具納品契約をサムスン電子と結んだ。これを受け、モナミがサムスン電子の代わりに乗馬場を購入したという疑惑が提起された。
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