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【社説】朴大統領、怒った民心が怖くないのか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「丙申年国恥」に比喩される崔順実(チェ・スンシル)国政壟断事件の波紋が全国を包み込んでいる。厳正であるべき国の紀綱が弄ばれた。大統領の支持率は急降下し、怒った民心は爆発する勢いだ。過去の政権で親戚の不正が出てきた時も、これほど虚しく悲惨なことはなかった。統治権者の周辺が腐敗しても今のように現職大統領本人の逸脱と非正常に怒った記憶は思いつかない。

いま我々は北朝鮮の核問題のほか、経済の成長動力が消えていく危機に直面している。難局を乗り越えていくために政府と国民、企業が全力を注いでも足りない時だ。にもかかわらず国をまとめて指揮すべき青瓦台(チョンワデ、大統領府)が自らの不道徳と腐敗で脳死状態に陥った。

このため大学・市民団体から大統領と側近を糾弾する声明と下野要求があふれるのは極めて当然だ。一部では今回の事態をBSE(牛海綿状脳症)牛肉波紋当時と比較する人もいる。しかし当時はデモ隊が一部の扇動に巻き込まれて科学的事実を無視しているとし、むしろ政府の肩を持つ人たちが多かった。しかし今は地域・世代・理念に関係なく誰も朴槿恵(パク・クネ)大統領を肩を持たない。民心の怒り指数が臨界点を大きく超えている。


状況がこうであるにもかかわらず青瓦台はまだ分かっていない。「朴大統領は統治から手を引け」という声が高まっているが、国政運営の主導権を手放そうとしない姿だ。青瓦台の関係者は昨日、「動揺のない国政運営のために多角的に熟考している」と述べた。提示された「青瓦台参謀および内閣総辞職」のような収拾策を受け入れる代わりに、国政の手綱は手放さないという話に聞こえる。あきれることであり、恥知らずだ。

すでに朴大統領は国政運営の最高責任者としての道徳的権威と正当性を完全に失った。このような植物大統領が国政の主導権を取り戻すというのははかない夢だ。民心が離れてしまった執権勢力がするべきことは決まっている。まず絡んだ国政の糸を解くために青瓦台から最小限の責任を取る姿を見せなければいけない。朴大統領は辞表提出指示を受けた参謀陣のうち、崔順実氏関連のすべての疑惑に登場する安鍾範(アン・ジョンボム)政策調整首席秘書官と崔氏の壟断を防ぐのに失敗した禹柄宇(ウ・ビョンウ)民情首席秘書官、そして最側近3人組から交代するのが正しい。今回の事件のカギを握る崔氏がドイツに隠れながらとんでもない嘘を並べてインタビューする状況を放置してはいけない。

全世界はでたらめな秘線に弄ばれた韓国の大統領と執権勢力に嘲弄を送っている。国家的な恥だ。朴大統領が今からでも自身に対する捜査を自ら要望し、真相究明に協力することが、怒った民心をなだめる最小限の道理だ。



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