テレビ局JTBCが入手した崔順実(チェ・スンシル)氏のパソコンのファイルに関する報道をきっかけに、朴槿恵(パク・クネ)大統領の「秘線」と呼ばれた崔氏の人事介入、国政関与事例が次々と表れている。
崔氏のファイルを追加で分析した結果、崔氏は朴大統領の演説文を単に修正するだけでなく、国家機密文書まで扱っていたことが明らかになった。
ファイルのうち2012年12月28日午前4時56分に保存された「青瓦台会同」と題した8ページの文書には、朴槿恵次期大統領と李明博(イ・ミョンバク)大統領の面談を控えて朴次期大統領が参考にするべき内容が書かれていた。面談の10時間前だった。
この文書の「外交安保懸案」には、「北の追加挑発防止のための国際協調のほか、南北間対話が必要だと考えるが、南北間にどんな接触があるのか」という朴大統領の予想質問が書かれていた。その質問のすぐ下の対話に参考という趣旨で「※最近、軍が北の国防委員会と3回秘密接触があった」という補充説明が付いていた。李明博政権半ばの2010年3月に発生した北朝鮮による韓国哨戒艦「天安」爆沈事件以降、南北対話は公式中断した。
一方、金正恩(キム・ジョンウン)体制に入った2012年に韓国軍と北朝鮮国防委員会の間に秘密接触があったということは知らされていない機密事項だった。その内容を崔氏が知っていたということだ。文書には「韓米同盟に関連し、敏感なイシューをうまく管理することが非常に重要だと考える。原子力協力協定交渉(年初に交渉再開予定)は2年以上経過したが(政権)引き継ぎ期間にも進展があればよい」「急がれる民生予算の反映のために最大1兆4000億ウォン(約1300億円)規模の追加の国債発行が必要」という朴次期大統領側の要求事項も含まれていた。
これに関し当時の青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交安保首席秘書官だった千英宇(チョン・ヨンウ)氏は25日、「金正日(キム・ジョンイル)の死後の金正恩体制で北の国防委員会が対外的には『李明博政権とは関わらない』としながらも持続的に非公開接触を要求し、私を含む外交ラインと軍事ラインが接触した」とし「しかし当時公開されなかった内容だった」と述べた。
崔氏のファイルを追加で分析した結果、崔氏は朴大統領の演説文を単に修正するだけでなく、国家機密文書まで扱っていたことが明らかになった。
ファイルのうち2012年12月28日午前4時56分に保存された「青瓦台会同」と題した8ページの文書には、朴槿恵次期大統領と李明博(イ・ミョンバク)大統領の面談を控えて朴次期大統領が参考にするべき内容が書かれていた。面談の10時間前だった。
この文書の「外交安保懸案」には、「北の追加挑発防止のための国際協調のほか、南北間対話が必要だと考えるが、南北間にどんな接触があるのか」という朴大統領の予想質問が書かれていた。その質問のすぐ下の対話に参考という趣旨で「※最近、軍が北の国防委員会と3回秘密接触があった」という補充説明が付いていた。李明博政権半ばの2010年3月に発生した北朝鮮による韓国哨戒艦「天安」爆沈事件以降、南北対話は公式中断した。
一方、金正恩(キム・ジョンウン)体制に入った2012年に韓国軍と北朝鮮国防委員会の間に秘密接触があったということは知らされていない機密事項だった。その内容を崔氏が知っていたということだ。文書には「韓米同盟に関連し、敏感なイシューをうまく管理することが非常に重要だと考える。原子力協力協定交渉(年初に交渉再開予定)は2年以上経過したが(政権)引き継ぎ期間にも進展があればよい」「急がれる民生予算の反映のために最大1兆4000億ウォン(約1300億円)規模の追加の国債発行が必要」という朴次期大統領側の要求事項も含まれていた。
これに関し当時の青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交安保首席秘書官だった千英宇(チョン・ヨンウ)氏は25日、「金正日(キム・ジョンイル)の死後の金正恩体制で北の国防委員会が対外的には『李明博政権とは関わらない』としながらも持続的に非公開接触を要求し、私を含む外交ラインと軍事ラインが接触した」とし「しかし当時公開されなかった内容だった」と述べた。
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