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<大統領側近不正疑惑>全斗煥追徴チームの検事を投入、ミル・Kスポーツ資金追跡

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
チェ・スンシル氏(60)のミル財団・Kスポーツ財団関連疑惑を捜査中の検察が特捜部、調査部の検事を追加で投入し、捜査チームを拡大改編した。検察は近く証拠確保のための強制捜査に入る計画だ。

ソウル中央地検は24日、ハン・ウンジェ刑事8部長を主任検事として特捜部1人、先端犯罪捜査部1人、公正取引調査部副部長1人、刑事部3人の検事7人で「ミル・Kスポーツ財団疑惑事件捜査チーム」を構成したと明らかにした。

検察の関係者は「新しく投入されたキム・ミンヒョン副部長(42)は2011年に最高検察庁中央捜査部傘下の貯蓄銀行合同捜査団、2013年に全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領追徴金チームにいた検察内の資金追跡専門家」と話した。キム副部長は海外に流出した資金の追跡とその資金で購入した不動産の追跡で成果を出してきた。このため検察の内外では「全国経済人連合会が774億ウォン(約71億円)を出資して設立したミル財団(486億ウォン)・Kスポーツ財団(288億ウォン)関連資金の追跡が迫っている」という見方が出ている。別の検察関係者は「事件初期に浮上した両財団の設立・募金の経緯のほか、チェ氏と娘のチョン・ユラ氏(20)が所有する国内ザ・ブルーKとドイツ法人(ビデク、ザ・ブルーKなど)を通じて両財団の資金が流出したかどうかも捜査するだろう」と伝えた。


検察は早ければ25日に強制捜査に入る予定だ。検察は特にミル財団のイ・ソンハン元事務総長が持っているという「77件の録音ファイル」に注目している。イ元事務総長は財団および政界の人物らから憎まれて追い出されたと主張する。イ元事務総長はその過程の通話内容などが入った録音ファイルを隠しておいたという。これに関しイ元事務総長は中央日報の記者に「録音ファイルのコピーはない。ファイルは中国にある」と話した。

検察はこの日、チェ氏の側近という疑惑が提起されたKスポーツ財団人材養成本部のパク・ホンヨン課長も参考人として呼んで調べた。パク課長はノ・スンイル部長とともに今年1月にKスポーツ財団に入り、チェ氏が運営するザ・ブルーK韓国法人事務室を随時行き来しながらKスポーツ財団の運営状況をチェ氏に報告したという。またパク課長とノ部長はドイツ現地まで行ってチェ氏と娘のチョン氏の乗馬練習宿所を準備するなど事実上、秘書の役割をしたことも分かった。

検察は近くミル・Kスポーツ財団に資金を出した大企業の関係者らを呼び、設立と募金過程で青瓦台(チョンワデ、大統領府)またはチェ氏、チャ・ウンテク氏の介入があったかどうかも調べる計画だ。

◆チェ・スンシル氏の娘、高3で131日欠席でも卒業

安敏錫(アン・ミンソク)共に民主党議員はチョン・ユラ氏の梨花女子大特別入学疑惑に関連し、「当時、特技者対象者のうち全国で馬場馬術で馬に乗る女子学生はチェ・スンシル氏の娘1人だけだった」とし「たった1人の馬に乗る学生のために梨花女子大が乗馬を追加するよう入試要綱を改正し、結局、その学生が入学をした」と主張した。教育部はチョン氏の梨花女子大入学の経緯と単位特恵問題に対する公式調査に着手した。一方、ソウル市教育庁などによると、チョン氏は高校3年だった2014年3-12月に計131日も欠席しながら問題なく卒業したことが分かった。



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