社会福祉法人「こころの家族」の尹基(ユン・ギ)理事長
敷地2334平方メートルに5階建てのこの施設は148人が入居できる。こころの家族の「故郷の家」は堺・大阪・神戸・京都に続いて5件目となる。日本の福祉システムに民族の視点を取り入れた多文化共生の福祉モデルと評価されている。
尹基(ユン・ギ)理事長(74)が1984年に東京で在日韓国人の高齢者の孤独死に接した後、老人ホームの建設を主張してきたが、故郷の家はその結実だ。尹理事長は「韓国孤児の母」と呼ばれた日本人・尹鶴子(ユン・ハクジャ)氏(1912-68、日本名・田内千鶴子)の長男。こころの家族は今後、「故郷の家」5カ所を追加で建てる計画だ。
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