サムスン電子の最新スマホ「ギャラクシーノート7」の生産打ち切りと現代車のストライキの後遺症で、10-12月期の輸出増加率は3.4ポイント急落する見込みだ。これに伴い成長率も1%台に落ち込むことが確実視されている。さらに韓国銀行(韓銀)は昨日、来年の経済成長率を2.8%に下方修正し、「サムスン電子と現代車の変数を反映していない」と述べた。来年の成長率がさらに落ちるかもしれないということだ。サムスン電子と現代車の「ビッグ2ショック」は一日で解決するものではない。サムスン電子は品質神話が崩壊し、ブランド価値が大きく損なわれた。現代車も慢性的な高賃金構造にエンジン・エアバッグ欠陥など品質危機まで重なった状態だ。
「ビッグ2ショック」は単に実績悪化や株価急落にとどまらない。韓国経済に及ぼす悪影響と全体の被害額は幾何級数的に増えるしかない。リコールで山積した製品はどう処理するのか、多数の協力企業も生産中止による部品生産の空白をどう乗り越えるのか心配だ。協力企業があらかじめ確保した資材が「不用」処理される場合、部品の在庫を廃棄するしかなく、連鎖倒産を避けるのは難しい。
「ビッグ2ショック」は単に実績悪化や株価急落にとどまらない。韓国経済に及ぼす悪影響と全体の被害額は幾何級数的に増えるしかない。リコールで山積した製品はどう処理するのか、多数の協力企業も生産中止による部品生産の空白をどう乗り越えるのか心配だ。協力企業があらかじめ確保した資材が「不用」処理される場合、部品の在庫を廃棄するしかなく、連鎖倒産を避けるのは難しい。
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