韓国国防部が３０日、在韓米軍の高高度ミサイル防衛（ＴＨＡＡＤ）体系を慶尚北道星州郡（ソンジュグン）の星州ゴルフ場（ロッテスカイヒル星州ＣＣ）に配備することにした。２０１４年６月３日に当時のスカパロッティ韓米連合司令官が「本国にＴＨＡＡＤを要請した」と明らかにしてから８５０日目だ。

韓民求（ハン・ミング）国防部長官はこの日午前、国会と該当自治体を訪問し、「カチ山と厭俗山（ヨムソクサン）、ダルマ山（ゴルフ場）の３カ所を対象に韓米が専門家を構成して調査した」とし「他の場所は大規模な土木工事と基盤施設を新しく設置しなければならないが、ダルマ山は工事の所要がほとんどなく適期にＴＨＡＡＤ配備が可能」と述べた。国防部は特に「国民の生命をより安全に守るために来年中にＴＨＡＡＤ体系が配備されるよう進めていく」と強調した。

朴槿恵（パク・クネ）大統領はこの日、在韓米軍の関係者との昼食会で「北の狂気を抑止できる最も効率的な手段は韓米同盟を土台にした連合防衛態勢」と述べた。


国防部のムン・サンギュン報道官は「地域住民の賛否が分かれていて、国防部は発表しないことにした」とし「地域住民に説明することを公式発表と判断した」と伝えた。