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韓経:原発事故後に相次ぎ韓国撤退…日本の化粧品「品切れ状態」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国内の免税店で1カ月品切れの化粧品がある。日本のメイクアップブランドであるアディクション(ADDICTION)の「チークポリッシュ」だ。マニキュアのようなこのポリッシュはロッテのインターネット免税店に入庫されるたびに売り切れている。新世界免税店ではこのブランドの売り上げが毎月150%ずつ増加している。5月にアディクションを初めて韓国内に持ち込んだチョン・ジン新世界免税店商品企画者(MD)は「市場調査の結果、日本の化粧品に対する消費者の関心が高くなったことが明らかになり、新しいブランドを探してアディクション側に入店を提案した」として「消費者の反応が熱くて発注数量を増やしている」と話した。

◆基礎よりメイクアップ中心

2011年日本の福島原発事故以降、国内に進出した日本の化粧品ブランドは困難に陥った。化粧品で放射能が検出されることを恐れた消費者が購買を敬遠したためだ。ルナソル(LUNASOL)・ジルスチュワート(JILLSTUART)などのブランドが相次いで国内市場から撤退した。RMKは10カ所以上だった売り場を3カ所に減らした。だが昨年から雰囲気が変わった。4年ぶりに日本化粧品の輸入額が増えた。関税庁によれば昨年の日本化粧品の輸入額は1475億ウォンで前年対比8%ほど増加した。


ロッテ免税店では今年上半期の日本化粧品の全体売り上げが昨年同期より50%以上増加した。基礎製品よりもメイクアップ製品の人気が高い。あるデパート関係者は「日本製の基礎化粧品はいまだに放射能の心配のために使用を敬遠する消費者が多いが、メイクアップ製品は売り上げ増加の速度が急だ」と話した。

RMKは今年、新製品が出てくるたびに品切れになっている。このブランドが秋シーズンに出したブラッシャー「クラシック・フィルム・チークス」5種のうち3種は1日で品切れになった。夏シーズンに限定発売したブラッシャー「アイスライラック」も人気が高かった。発売当日に製品を購入するため集まった消費者がデパートの営業時間前から列をつくるほどだった。この製品は販売開始から2時間で完売した。

RMK関係者は「上半期の国内売り上げが昨年同期間より43%増えた」として「今年中に店舗を追加で増やす計画」と話した。ロッテ百貨店のソウル小公洞(ソゴンドン)本店は先月、日本のメイクアップブランド「ポール&ジョー ボーテ(PAUL&JOE BEAUTE)」の売り場を新しくオープンさせた。

◆中国人観光客、購買割合の半分

韓国消費者だけでなく中国人観光客も日本化粧品の購入を増やしている。ロッテ免税店の日本化粧品の売り上げで中国人が占める割合は50%を超える。全体売り上げで中国人が占める割合(70%)よりは低いが、2014年に比べて増えたと免税店側は伝えた。新世界免税店の関係者は「基礎化粧品は国内ブランド製品を購入し、メイクアップ製品は日本ブランドを購入する中国人観光客が多い」と話した。

化粧品業界では相対的に競争力が弱いメイクアップ製品分野で日本企業に市場を侵食される恐れがあると憂慮する。

ある化粧品業者の役員は「日本の化粧品会社の中には模倣しにくい特許技術を持っている所が結構ある」として「日本企業が再び速いスピードで成長すれば、韓国の化粧品産業にとって脅威になりうる」と指摘した。



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